英語の発音だと思って言ったのに、相手に通じなかった経験ありませんか?
日本で日常的に使われている単語だけど、発音が本家とは少し違っていて、ネイティブには伝わらないカタカナ英語は、色々あります。
この記事では、そんな【カタカナ英語31例】や通じない理由、発音のコツや解決法を紹介します!
海外旅行でもよく使う単語もあるので、ぜひ覚えて次使ってみてくださいね。
カタカナ英語とは
カタカナ英語とは、読み方が本来のものと違う単語のことです。
energy
×エネルギー 〇エナジー
似ているようですが、海外で一生懸命「エネルギー」と言っても、ネイティブには通じません。
この記事では、このようなカタカナ英語を、紹介していきます!
カタカナ英語が通じない理由
カタカナ英語が通じない理由は、言語学的な日本語と英語の違いにあります。
日本にはない母音・子音
英語には、日本語にはない音があります。
英語は母音の種類が多い
母音は日本語は「あいうえお」の5つですが、英語は「ア」だけでも、なんと5種類あります。
日本人が「おばあちゃん」と「おばちゃん」、「怖い」と「可愛い」をしっかり聞き分けられるように(ネイティブには同じように聞こえるそうです)、ネイティブも母音を使い分けて判断しています。
英語特有の子音
TH/ R/ L/ V/ Fの発音が上手くできなくて、苦戦する日本人は多いですよね。
日本人にRとLが同じように聞こえても、RかLかで意味が全く変わる単語はいくつもあり、ネイティブは明確に音を使い分けています。
- fly(飛ぶ)fry(揚げる)
- play(遊ぶ)pray(祈る)
英語は子音で終わる
日本語は基本的に、以下のように最後に母音がつきます。
- ミーティング(gu)
- サラダ(da)
ですが英語ではmeeting/ saladのように、子音だけで終わる単語もあります。
なので最後に母音を付けて言ってしまうと、ネイティブには違う単語かのように聞こえてしまうのです。
アクセント・リズムの違い
アクセントをつける位置や発音のリズムも、ネイティブに伝わるかに関係します。
例えば、日本語の「少女」と「症状」。
少女:「しょ」にアクセントが付く
症状:全音同じ、単調に言う
このイントネーションの差で日本人はしっかり聞き分けているように、ネイティブにとってイントネーションは重要です。
- 「コ」にアクセントを付けてない
- fが発音できてない
この2つが原因だと思われます。
本当にカタカナ英語は通じないのか
カタカナ英語は、ネイティブにはどのように聞こえるのか、見てみましょう。
- カラリ
- ギブリ
正解は・・・
- カラリ▶Karate 空手
- ギブリ▶Ghibli ジブリ
日本人からすると、さっぱり分からないですよね。私も最初聞いたとき、全く見当が付きませんでした。
私たちが使うカタカナ英語は、ネイティブにはこんな感覚なんです。
ネイティブに空手は「カラリ」として、そして「ギブリ」も浸透しています。
「本当にカタカナ英語は通じないのかな?」と疑問に思う人は、ぜひこちらを見てください!
日本人からすると、通じそうに感じる「ソーセージ」や「コーヒー」などのカタカナ英語も、ネイティブは「???」と頭を悩ませています。
カタカナ英語と和製英語の違い
カタカナ英語と似ているものに「和製英語」がありますが、少し意味が異なります。
・本来と違う読み方の単語
- 英語だと意味が変わる単語
- 英語には存在しない単語
この記事では、読み方に気をつけたい【カタカナ英語】を中心に紹介します。
和製英語を知りたい人は、こちらからどうぞ!
カタカナ英語一覧
食べ物・飲み物 | |
coffee | カーフィー fを下唇を軽く噛んで言うのが重要です |
coke | コークor コーカコーラ 「コーラ」だけは通じないことが多いです |
beer | ビアー 日本語でもビアガーデンと言いますよね |
alcohol(アルコール) | アルコホー |
vitamin | ヴァイタミン |
dessert | デザート 「デ」にアクセント。 デザートだとdesert(砂漠)になります |
cutlet(カツ) | カットレット |
sausage | サーセージ 「サ」にアクセントをつけるのがコツ |
food | フ(f)-ド fは下唇を噛まないと、hood(洋服のフード)と思われます |
truffle(トリュフ) | チュラフル チョコのtruffleもこの発音 |
特にコーヒーやコーラは、通じずに困った経験がある人も多いのでは?食べ物や飲み物の単語は、海外旅行でよく使うので、練習しておきましょう!
Asia | エイジャ |
Egypt | イージプト ABCDEのEと同じ読み方です |
Seattle | スィアロー 「ア」にアクセントをつけます |
McDonald’s | マクドーノーズ 「ド」を一番強く言います |
COSTCO | コスコ |
トゥイラ― 「イ」にアクセントをつけます | |
Michael | マイコ― |
Cinderella | スィンデレーラ |
アクセントの位置で聞こえ方が大きく変わるので、意識しましょう!
theme(テーマ) | シ(th)ーム 言い方がだいぶ違うので注意! |
humor(ユーモア) | ヒューマー |
machine | マシーン 「マスィーン」ではありません |
virus(ウイルス) | ヴァイラス |
allergy(アレルギー) | アラジ― |
iron | アイアン 「アイアンマン」はまさにこの単語 |
career | カリアー アクセントは「リ」です |
level | レボー velの”e”はサイレント |
gas | ギャス |
manager | マニジャー アクセントは「マ」に付きます |
team | ティーム |
narcissist (ナルシスト) | ナースィスィスト 「スィ」の数が1つ多いので注意 |
energy | エナジー |
アレルギーがある人は特に、allergyの発音は覚えておくと海外でも安心です。
カタカナ英語が通じない対処法
「こってりのカタカナ発音なのに、なぜかネイティブと会話ができている」という人を、見たことありませんか?
イッテQの出川イングリッシュも、そうですよね。思いっきり日本語発音なのに、最後にはちゃんと通じています。
他の単語で言い換えする
伝わってないなと思ったら、それを他の言葉で言い換えてみましょう。
例えばtheme(テーマ)が通じなかったら、“like topic” “main topic”などと言えます。
(ちなみに出川さんも、この「言い換え」テクニックを自然に使っています。気になる方は、こちらでどうぞ)
文脈があると伝わりやすい
単語1語だけで言われるより、文脈があると、相手は言いたいことを想像しやすくなります。
例えば、飛行機の機内でコーヒーがほしい場合、
“Hot coffee please”
“I’m very cold. I want some drink. So, coffee please.”
このように簡単な文でも、相手に多くの情報を上げたほうが、理解してもらえます。
堂々と話すと伝わりやすい
自信なさげに英語を話すと、声が小さくなり、英語に必要な音の強弱・イントネーションが薄れてしまい、伝わりにくくなります。
本当は自信がなくても、明るくハキハキと話すと、その表情からも相手は読み取りやすいです。
完璧に話せなくても、相手に伝えたい気持ちと楽しむ気持ちで、みなさんに英語を話してほしいなと思います。
実際、世界には非ネイティブで英語を話す人の方が、ネイティブより多くいます。
(英語を話す人は約14億5000万人、そのうちネイティブ(英語が母語の人)は、3億7300万人。約3/4の人は、英語が母語ではありません)*参照:Lemon Grad
まとめ:通じないカタカナ英語は、文脈&言い換えで解決!
カタカナ英語は、少しの発音やアクセントの違いでも、ネイティブには通じないものが多いです。
その対処法として、①他の言葉で言い換える ②他の文と併せて言い、文脈で伝える ③堂々と話す方法が効果的です。
一生懸命伝えれば、相手も分かろうと向き合ってくれるので、完璧な英語が話せなくても、ぜひコミュニケーションを楽しんでほしいと思います!
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