英語の発音をネイティブ並みにするコツ&勉強法7つ

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ただ通じる英語じゃなくて、発音もネイティブのような英語が話せたらいいですよね。

でも、どうしたらネイティブ並みの発音が習得できるか、困っている人は多いと思います。

  • 自分の発音の、どこを直せば良くなる?
  • ネイティブはどんな風に発音してるの?
  • どんな練習をしたらよい?

この記事では、そんな悩みを解決します!

  1. ネイティブのような発音になる、5つの上級テクニック
  2. 考えずにスラスラ出てくるレベルになる、5つの練習方法

を解説します。

私も日本人として、第二言語で英語を習得したので、「ネイティブの発音に近づけたい!」という気持ちはよく分かります。

ネイティブに褒められる英語になるまで自分が取り組んだことや、元英会話講師として、そして言語学の知識をあわせて、解説します。

あなたも、ネイティブのようなカッコいい発音を習得して、さらに自信をつけましょう!

プロフィール
プロフィール
M

・TOEIC960点
・元大手英会話スクール講師
・アメリカ留学(高校/大学 計2年)

英語の発音がネイティブ並みの人の特徴5つ

まず、日本人でも、ネイティブのように英語を発音できる人には、どんな特徴があるのか。その共通点を、解説します。

無意識にできていて、本人は自覚してない場合が多いので、体験談などでも触れている人はあまりいません。

あなたもこの5点を意識すると、発音が一段と極まりますよ!

一つずつ順番に、解説していきます。

1. ネイティブの話し方を完コピ

英語の発音がきれいな人は、とにかくマネが上手!

ネイティブのように話せるようになりたい!という気持ちが強く、躊躇なく、素直な気持ちでネイティブの発音をマネできています。

下の動画の、ミヤタ ヒュウさんもその一人です。

アメリカに行った当初は英語が全然できなくて、現地の友達と過ごしながら、習得したそうです。

元々英語が話せなかったのが信じられないくらい、発音がとにかくきれい!

そんな彼も、ネイティブの真似が大事と、言っています。

 

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意味が分からない単語でも、深く考えずとにかくマネする。yeahやnoですら完コピしていますね。

ただ遊んでいるように見えますが、いつもマネしているから、ネイティブのようにきれいな発音が習得できているんです!

2英語の発音ルールを体得

英語の発生の仕方は、日本語とは違います。

ネイティブのように発音できる人は、その英語の発音ルールを体得しています。

といっても、話すときに毎回、そのルールを頭で考えて発音している訳ではありません。

ネイティブ並みのスピーキング力がある人は、無意識でも英語らしい発音の仕方ができるような、学び方をしているので、体に染みついているんです。

なので、どんな英文でも(たとえ初めて言う単語でも)、英語の発音規則を自然と当てはめることができます!

英語の発音ルールについては、このあと具体的に説明するので、安心してください!

3. ネイティブと顔の動かし方が同じ

ネイティブのように発音できる人は、顔の使い方もネイティブと似ています。

さきほど、英語と日本語は発声の仕方が違う、と言いました。発声方法が違うので、顔の動かし方・筋肉の使い方も、必然的に異なります。

英語話者は、表情が豊かなイメージがありませんか?

もちろん文化的な感情表現の違いもありますが、英語は顔を大きく動かして発音する言語だからです。

(口を大きく動かさないと、発音できない言語なんです)

なので、顔の表情も含めてネイティブのマネをしている人は、発音の自然とネイティブに近づきます。

芸人さんが英語のモノマネで、表情も真似て、英語らしく発音しているのも、その原理です!

4. 英語を大量に聞く&使う

日本人だけど、英語の発音がネイティブ並みの人は、とにかくたくさん英語に触れ、話しています。

発音が上手な人は、積極的で楽しく英語を学んでいる人が多いので、一見、いとも簡単に英語を習得したように見えますが、そうではありません。

英語が上手なローラさんも、元々英語が話せず、上達するためにマネージャーをアメリカ人に変えたそう。

ロスに引っ越して毎日英語に触れている今でも、英会話レッスンや勉強を続けているそうです。

発音が上達する人と、そうでない人の大きな違いは、インプットとアウトプットの量です!

英語を習得するには、2000~3000時間必要だと言われています。英語を多く使う人ほど、早く習得できます。

5. 耳から英語をインプット

発音がきれいな人たちは共通して、英語は耳から学んでいます。

教科書を読んで学ぶのではなく、実際の会話や音楽、映画などを聞いたまま真似します。スペル(文字)は気にしません。

一方で、カタカナ的な発音の人は、参考書や単語帳を読んで、英語を覚えようとする人が非常に多いです。

音から入るか、文字から入るかが、発音のきれいさの違いです!

耳からの発音インプットが効果的な理由

  • 英語はスペル(文字)と実際の発音が違う
  • 文字を見ると、カタカナ的な発音を想像する
  • 文字から得た発音のイメージから抜け出せなくなる

日本語を学んでいる海外でイメージすると、分かりやすいです。

文字を追うように「ありが、とう、ござい、ます」と言うよりも、

耳でマネて「あーとざいまーす!」と言う方が、日本人ぽい自然な発音だと感じませんか。

ネイティブらしい発音の習得には、文字より「音」が大事です!

発音をネイティブ並みにするコツ

続いて、あなたもネイティブのような発音ができる、5つのコツを教えます!

詳しく解説していきます!

ネイティブ英語の発音ルールを知る

感覚的に、ネイティブの真似ができる人は良いですが、

「英語の発音の仕組みが気になる!」「説明されないと、うまくマネできない」という人に向けて【英語の発音ルール】を説明します。

①音を繋げる:リンキング

英語は、単語と単語の音が繋がります。

音が繋がるパターンは、主に以下の3つです。

  1. 子音と母音
  2. 同じ発音の子音同士
  3. 母音同士

動画で出た例文をまとめると、

<子音と母音>

  • This is interesting. s+iで「ディスィ
  • This is interesting. s+iで「ズィンテレスティング」
<同じ発音の子音同士>

  • Not too much. t+tが連結「ナットゥーマッチ」
  • Almost there. t+thが連結「オーモスア」
<母音同士が繋がる>

  • Let’s go out. o+ouで「ゴーワウト」
  • My apple. y+aで「マッポー」

ネイティブは、このように母音や子音を繋げて発音しています。

リンキングについて、詳しく知りたい方はこちら!

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②音を変化させる:フラッピング

もう一つ英語特有のルールは、T+母音は繋がって「D」または「ラ行」のような発音に変わります。

このサマー先生の動画でも紹介しているように、

  • water「ワーー」
  • computer「コンピューー」
  • later「レイー」

など、身近な単語もこの発音ルールに基づいて、音が変わります。

フラッピングの細かい法則やコツは、こちらで紹介しています!

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③発音しない音:リダクション

ネイティブの英語において、他にも重要な発音ルールは、「発音しない(弱く言う)音」です。

  • 語末の破裂音(g/ d/ b/ p/ t/ k)
  • 語頭のh, th

速く話すときは、上記の文字は発音しないか、とても弱く発音します。

こちらのあいうえおフォニックスの動画でも、分かりやすく解説しています!

<語末の破裂音>
Let me check the website. 赤字部分は発音しない(弱い)
レッミー チェッ ザ ウェbサイ
<語頭のh>

  • I like her. hは発音しない「ライカ―
  • Just keep them.thは発音しない「キーペン

特に「発音しないhやth」は、難易度が高く、高度なテクニックです。

だからこそ、上手にできている人を見ると「ネイティブみたいな発音だな」と感じます。

リダクションについては、こちらでさらに詳しく解説しています!

④TRとDRの発音変化【中級】

続いて、ネイティブの発音にグッと近づく発音の仕方、TRとDRを説明します。

例えば、try / dry 

ネイティブは「トライ」「ドライ」とは発音せず、「チュライ」「ジュライ」と言います。

  • TR=チュラ
  • DR=ジュラ

この発音変化ルール、知っていましたか?

trとdrがつく単語は、日常英語でも意外とたくさんあるんです。

なので、この法則を抑えるだけでも、全体的にイティブっぽさが増します!

TRがつく単語例
travelチュラブル
troubleチュラブル
tripチュリップ
strawberryスチョロウベリー
strongスチュロング
straightスチュレイト
electricエレクチュリック
restroomレスチュルーム
controlコンチョロール
DRがつく単語例
driveジュライブ
drinkジュリンク
dreamジュリーム
dropジュロップ
dressジュレス
laundrランジュリー
addressアジュレス
hundredハンジュレッド
bedroomベッジュルーム

他にも挙げたらキリがない程、よく使う単語にもtrやdrは入っています!

他の単語の例や、詳しい解説はこちらです↓

⑤飲み込むTの発音【上級】

最後に紹介する発音ルールは、日本人には発音が難しい【グロッタルT】です。

グロッタルTとは、tan/ ton/ tenなどを飲み込むような「ン」で発音することです。

  • cottonは「コッンー」
  • writtenは「リン―」

となります。「ン―」ってどんな発音!?と思いますよね。

だいぶ上級レベルですが、これができるとネイティブ英語にさらに近づきます!

文字だと分かりにくいので、発音の仕方を分かりやすく説明している、動画を紹介します。

 

グロッタルTについては、こちらでさらに詳しく解説しています。

ここまでが、英語の発音ルール紹介です。

次に、今あなたにある日本語っぽい発音の癖を、どう無くすかを教えます!

発音矯正のポイント

「自分とネイティブの発音は、何かが違う」と感じる原因は、日本語式の発生・発音の仕方で、英語を言おうとしているからです。

日本語っぽさを取り除いて英語らしさを出すと、あなたの発音もきっと、ぐんと変わります。

発音を矯正するポイントは、以下の3つ!

  1. 母音を使い分ける
  2. 子音は強く言う
  3. 強弱とリズムを意識
①母音を言い分ける

【母音の発音】がうまくできると、よりネイティブらしい発音になります。

日本語には母音は「あいうえお」の5つですが、英語には15種類あるとも言われています(研究者の数え方によって数は前後します)。

例えば同じ「ア」でも、staff(スタッフ)とstuff(もの)のように、微妙な発音の違いで、全く別の単語になります。

この動画でも、”a”は明るい「ア」、”u”は暗くて短い「ア」と説明しています。

動画でも言っているように、口の開き方で、発音が各段に良くなります!
さきほど話した「発音がきれいな人は、顔の動かし方がネイティブと同じ」に繋がりますね。

<おまけ>
ちなみに、明るい「ア」と暗い「ア」の違いは、Kevin’s English Roomのケビンもこの動画で触れています。
「バラー(batter)じゃなくてバラー(butter)!」と一生懸命説明しているので、気になる人はこの動画も見てみてください。

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②wとshを強く発声する

子音の発音の仕方も、ネイティブに近づくポイントです。

特にwとshを意識するだけで、ぐんと発音が良くなります!

コツは、日本語の「ウ」や「シュ」よりも強めに発音すること。

この動画でも、wは口をよりすぼめて震わせると説明しています。

shの場合も、強めに息を出すように発音すると、ネイティブのように言えます!

 

 

細かいことですが、これを意識すると、だいぶネイティブ発音に近づきますよ!

③強弱(アクセント)とリズムを意識

一つ一つの発音ができるようになった人は、文全体の強弱とリズムも意識すると、より一層ネイティブのような英語になります。

英語は、大事な言葉は強く、無くても意味が通じるような単語は弱く、発音します。

その強弱をつけたリズムがあると、ネイティブの英語っぽくなります。

強弱・リズムの付け方
赤字の単語を強く言い、そこで拍を打ちます(リズムをとります)。
  • I need it right now. 2拍で言う
  • Where have you been? 2拍で言う
  • He always makes people around him smile. 3拍で言う

手拍子をしながら言うと、言いやすいです。

音読練習は、このリズムや強弱が自然とできるようになるので、おすすめの練習法です。

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簡単な単語ほど発音を意識する

日本語の会話でもよく使う英単語は、日本人ぽい発音になりやすいので要注意!

簡単な単語だからこそ、間違った発音が定着していることが多いです。

ネイティブ並みの発音にしたい人ほど、原点回帰して、よく使う単語の発音を意識しなおしましょう。

onlysoftlove、enjoyと言った簡単な単語も、カタカナの発音とは異なるんです!

  • Onlyは「オウンリー」

  • Softは「サーフト」

  • loveは「ラ(低い&暗いア)v」

  • enjoyは「インジョイor アンジョイ」

私たちがよく使う言葉も、実はネイティブの発音とは、ちょっと違うことが分かりますね。

ここで紹介したコツは「ちょっとハードルが高い」と感じた人は、発音の基礎として、こちらの記事もおすすめです。

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なりきって発音する

本気で発音をネイティブ並みにするための、最後のコツは、「なりきってやること」です。

大事なことは

  • 最初は上手くできなくてもOK!
  • 間違えは気にせず、とにかく練習する
  • 恥ずかしがらずに、ネイティブになりきって発音する

躊躇があると、口の開け方も小さくなって、正しく発音できません。

あなたの周りの発音がきれいな人も、恥ずかしがらずに発音していませんか?

気にせずどんどん話していく人の方が、上達スピードは断然速く、きれいに発音できます!

ここまで来たら、あとは練習するだけ!おすすめ練習法を、つづいて紹介します。

ネイティブ並みの発音にする練習法5つ

これが、一番重要&最後のステップです!

ネイティブレベルの発音にするコツが分かって、ここで満足して終わったら、あなたの発音は、結局今までと変わりません。

習得するのに大事なのは、練習すること。

ネイティブのような発音をゲットするための、勉強法を紹介します。

上から順に、手軽に取り組める練習法になっています!

1洋楽で発音をマネする

  • 手軽度★★★
  • 効果★☆☆

歌が好き、歌だと発音をマネしやすい、と言う人は洋楽で練習してみましょう。

特にバラードの曲は、発音がはっきり聞こえるのでおすすめです。

リズムもあり楽しく身に着くのがメリットですが、発音が間違ったまま練習を続けることもあるので注意です。

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2正しいやり方で音読する

  • 手軽度★★☆
  • 効果★☆☆

音読練習も、発音を上達させるのに効果的です。

初めは一文から取り組み、上級者はニュースを音読するなど、レベルに合った教材を選びやすいです。

その一方、ネイティブと自分の発音がどう違うか、うまく発声するコツが分からないまま、続けると効果が出にくいので注意です。

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3おすすめ発音矯正アプリ

  • 手軽度★★★
  • 効果★☆☆

発音練習ができるアプリもあります。

トーキングマラソン(2週間無料)

トーキングマラソンは、英会話練習ができるアプリで、辞書や学習教材で有名な株式会社アルクのものです。

一回5分から英会話フレーズを練習でき、発音チェック機能もあります。

特にゲーム感覚で気軽に学びたい人、自分のペースで好きなとき・好きな場所で練習したい人におすすめです。

月4,378円ですが、2週間無料トライアルできるので、ぜひ自分の発音を試してみてください!
(無料期間が終わると、自動で有料に切り替わるので、お気をつけください)

\2週間無料体験あり/

トーキングマラソン

英語発音ドリルAtoZ(無料)

無料で発音チェックできるアプリです。単語に加えて文章も練習でき、音声波形で確認できるのも特徴です。

ですが、「判定基準が分からない。お手本を聞かせても×採点だった」という低評価もあります。

英語発音ドリルAtoZ App Storeレビューより

どうしても無料のアプリの性能なので、そこは理解した上で使うのがよいでしょう。

英語発音ドリルAtoZ iPhone版 Android版

Siri

iPhoneユーザーの人は、Siri機能を使って発音練習もできます。

専用の発音チェッカーではないので、発音が間違っていても文脈で聞き取ってしまうこともありますが、設定を変えるだけですぐに始められるのは、メリットです。

Siriを使った発音練習法、例文、便利なフレーズをこちらで紹介しています!

アプリは手軽に発音確認ができる良さの半面、どうしてもデメリットはあり「自分では何が間違っているか分からない。」という声も多いです。

しっかり上達させたい人は、以下のようなスクールがおすすめです。

4おすすめ発音矯正スクール

手軽度★☆☆

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「お金がかかっても、確実に発音を良くしたい!」という人におすすめは、スクールです。

コーチが発音を細かく指導してくれるので、直すべき箇所や、発音の仕方のコツが明確になります。

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発音専門英語コーチング【ハツオン】.

5留学して生活の中で実践習得

手軽度★☆☆

効果★★★

ネイティブ並みの発音をゲットする方法として、最後に紹介するのが留学です。

手間はかかりますが、英語を浴びる環境に身をおけるので、やはり効果は大きいです。

英語を頑張るしかない追い込まれた環境だと、上達が速いと私は感じてきました。

お金も時間も勇気も要りますが、本気で英語をマスターしたい人には、ぜひ留学してほしいです

まとめ:やり方次第で、英語の発音はネイティブ並みにできる

発音がネイティブ並みの人の特徴や、重要な発音のコツ、ネイティブ発音を習得するための練習方法を、紹介しました。

ネイティブ並みの発音にするコツ

  • 発声や顔の使い方まで、ネイティブを完コピする
  • 大量のインプット&アウトプットをする
  • 簡単な単語ほど、発音を再確認する
英語の発音をネイティブ級にする練習法
  • 手軽に始めるなら、洋楽・音読・発音アプリ

正しいやり方で頑張れば、成果は出ます!

ネイティブのような発音を習得して、さらに英語に自信をつけましょう!

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