学校で習う英語とネイティブが使う英語は、違う!と、気づいている人も多いと思います。
ネイティブのような表現が使えたらかっこいいですよね。
今回はネイティブが本当に使っている英語フレーズ45選を紹介します!
【相槌・口癖・相手を気遣った表現・略語】をリストアップしました。
お気に入りのフレーズを見つけて、次から使ってみましょう!
ネイティブフレーズ【相槌】
「うんうん」の相槌
Uh-huh
ネイティブが話を聞いているときに、恐らく一番使っている相槌です。
読み方はカタカナで表し難いのですが、「アーハ」「アーハー」という感じの発音です。
言葉自体に特に意味がある訳ではなく、「うんうん」という意味で、話を聞いてる意思表示になるので、相手が話しやすくなります。
I see.
「そうなんだ」というニュアンスです。強い同意を表している訳ではなく、「あなたの言いたいことは分かったよ」という軽い相槌です。
I understand.だと「(深く)理解しました」という意味になるので、あまり使いません。日常会話では「そうなんだね」のI see.の方が使うことが多いです。
Right.
「そうだよね」という意味の、これも軽く使える相槌です。
Youをつけて、You’re right.と言ってもOKです。「あなたは正しい!」と強くならないように、相槌としては、軽くさらっと言うのがポイントです。
Make sense.
これで、「なるほど」という意味になります。
主語をつけて、That makes sense. (それ、なるほどね)と言ってもOKです。
驚いたときの相槌
No way!
直訳すると「あり得ない!」という意味で、ニュアンス的には「ほんとに?!」「まじ!?」という感じです。
良いことにも悪いことにも使える便利なフレーズです。
Seriously?
カジュアルな表現で「まじで?」という感じです。
For real?
これもだいぶ砕けた言い方でSeiously?と同じ「まじで?」という意味。
私も留学中これを言ったら、みんなに笑われて、聞くと「あまりにも自然な表現だったから、びっくりしすぎて!」と言われました。
That’s crazy!
「ほんとに?!ありえない!」というニュアンスです。
悪いことにも、良いことにも使えます
同意・共感の相槌
I know!
相槌だと「知っています」ではなくて、「だよね!」とか「そう、その通り!」というニュアンスです。
この動画で、ハリーポッター役のラドクリフも、冒頭だけでも2度続けて言っています。
イギリス英語な上に少し速いですが、I know!は強めに言っていて、みなさんも聞き取れるはず!
聞き取れましたか?司会者のエレンが「みんなが自分のことを知っていて、きっと変な感じだよね」と言い、I know!「そうなんだよ!」と答えていますね。
Exactly.
「ほんと、その通り!」という意味で、これも相槌としてもよく使います。
Same here.
「こちらも同じく!」という意味で、ビジネスや日常会話、チャットのやりとりでも使えます。
Me too.と意味は同じですが、文法的には少し違います。
Me too.は肯定文に対して「私も」と言えますが、「パクチー苦手なの」「Me too.」はです。
一方、Same here.は肯定文・否定文ともに使える便利なフレーズです。
So do I.
倒置法を使ったこのネイティブ表現は、Me too.と同じ意味ですが、相手が言った文に合わせて単語を変える必要があり、上級フレーズです。
▶” So do I.“ 相手の単語”love”=do動詞に合わせる
▶” So am I.” 相手のam=be動詞に合わせる
慣れるまでパッと口にするのは難しいですが、段々考えずに、相手の英語に合わせて反応できるようになりますよ!
Awww.
これは、ネイティブがとてもよくするリアクションですが、日本人からは感覚が理解しにくいかもしれません。
状況によりますが、ざっくりした意味はcute、sweetで「すてき!」「かわいい~!」や、時にはスピードワゴン小沢さんの「あまーい!」のような意味にもなります!
発音をあえてカタカナで表現するなら、「オ~」「オ~オ~」という感じですが、イントネーションや言い方を想像しにくいと思うので、百聞は一見に如かず!動画で確認してみましょう。
Awww!と言っていますね。
犬がかわいい!というニュアンスです。
続いて、もう一つ紹介します。
さきほどの「犬がかわいい」とはニュアンスが違うのですが、分かりますか?
ここでは、「名前の由来がすてき、心が温まる」という気持ちをAwwで表現しています。
InstagramなどSNSでも、よく使われる言葉です。
相手を思いやる相槌
I’m happy for you.
相手に何か良いことがあったとき、「よかったね」という意味の表現です。
Lucky you!
これも「よかったね」という意味ですが、I’m happy for you.よりも、「ラッキーだね!」「いいな~!うらやましい!」というニュアンスがあります。
聞き返すフレーズ
(I’m) Sorry?
相手の言葉が聞き取れなかったときの、とても一般的な聞き返し方です。
これを言えば、相手はもう一度言い直してくれます。
I’mを付けた方がより丁寧ですが、付けなくてもビジネスでも、友達にも使える万能フレーです!
「ごめんなさい」意味のSorry.ではないので、こちらは質問文のように、Sorry?↗と語尾をしっかり上げて言いましょう。
Huh?
親しい仲では、よく使う言い方です。とてもカジュアルなので、使う場面には気を付けましょう。
「は?」と日本語のように聞こえるので、ちょっと怖く感じますが、相手は特に怒ってはいませんよ。
Come again??
「なんて?」「もう一回言って?」のような、とてもカジュアルな表現で、友達同士で使います。
Excuse me?
これは丁寧な言い方で、ビジネスでも使えます。
「失礼しました」のExcuse me.とは違い、聞き返すときは語尾をme?↗と上げて言いましょう。
What was that?
「なんて言った?」という意味で、比較的カジュアルです。
ですが、Come again? Huh?と違い、ビジネスで使うとすごく問題、という訳ではありません。
ネイティブの口癖
Like, ~
Likeは、ネイティブ全員に共通する口癖と言えるくらい、みんな言います。
言葉自体に特に意味はなくて、日本語で言うと「なんか」「ほら、あの」みたいな感じです。
下の動画でも、アメリカで有名な司会者と、ゲストのウィルスミスの会話で、Likeを何度も使っています。
動画が始まるところでは、なんと20秒間に10回も言っています(笑)
下の字幕ボタンをオンにすると分かりやすいです!
“~ like~.” “It was like… ” “You were like..”. と文の節々で言っていますね。
You know, ~
これも、ネイティブみんながよく言います。
Likeと同じように、特に意味はなくて、日本語で言うと「~でしょ?」「~じゃん?」という感じです。
Like, you know, ~.と両方言うこともあります。
声掛けフレーズ
応援の声かけ
英語でFight(ファイト)!は「がんばれ」ではありません!!
「(殴り合いなどで)戦え!」という意味になるので注意しましょう。
ではネイティブは何というのか、紹介します!
Good luck!
直訳だと「幸運を祈る!」ですが、もっと自然に訳すと「がんばれ!」「うまくいくといいね!」になります。
テストや試合の前や、面接や発表を控えているときなど、相手が何かに挑戦するときや、新しい経験をするときに使います。
自分自身が何かに挑戦するとき、相手に「うまくいくように、あなたも願っててね!」Wish me luck!と言います。これもネイティブらしい表現です。
You can do it!
「あなたならできるよ!」という意味で、相手が緊張しているときなど、Good luck!より応援度合いがより強い表現です。
You got this!
これもYou can do it!と同じ「あなたならできるよ!」の意味です。
Let’s go!
「いけ~!」「いけるよ!」という意味で、スポーツ観戦のときなどに、よく使います。
相手を気遣う声掛け
Take your time.
直訳すると「あなたの時間をとってね」で、自然に訳すと「あなたのペースでいいよ」「焦らずね」です。
例えば、レジで前のおじいさんがお金を出すのに時間がかかっているとき、「ゆっくりでいいですよ」のニュアンスで使えます。
バイリンガールのChikaさんのこの動画でも、アメリカのバーガー定員さんがTake your time.を言っています。
速くてさらっと言っていますが、聞き取れますか?
「注文決まった?」に「まさか外に注文を取りに来ると思わなくて」と返事すると
Sorry! You can take your time.ゆっくりでいいからね(時間かけていいからね)
と言ってくれていますね。
Take it easy.
このフレーズは、日本語で一語で表しにくいのですが、「無理せずね」「気楽にね」「落ち着いて」「休んでね」というニュアンスです。
相手の肩に力が入りすぎていたり、慌てふためいているときなどに、使えます。
Don’t worry about it.
「そのことは、気にしなくていいよ」という意味で、相手が不安・心配なときの声掛けフレーズです。
Dont’t worry.「気にしないで」だけでもOKです。
Take care.
「お大事にね」「気を付けて」や、別れの挨拶で「元気でね」というニュアンスでも使います。
単語
次は、ネイティブが毎日使う単語を教えます!
単語自体は比較的簡単ですが、使いこなすのが難しいので、みなさんの参考になったら幸いです。
kind of
「種類」という意味もありますが、ネイティブは違う意味で使うことが多いです。
日本語に訳しにくいのですが、「ちょっと」「~的な」「~みたいな」「まあね」というニュアンスです。
→Yea, kind of. うんまあね。
supposed to
supposeは直訳するとthinkと同じ意味です。
I’m supposed to ~.やIt’s supposed to be ~.という形式で使うことが多いです。
日本語訳しにくいので、例文から感覚をつかむのがオススメです!
(あえて説明するなら、thinkの受け身なので「~と考えられている」というニュアンスです)
バスが、もうここに着いてていいはずなんだけど…
make sure
「確認する」「気をつける」というニュアンスの熟語です。
全部リストアップできたか確認しましょう!
ちゃんと(忘れずに)ここに署名してね
Let me ~
「~させて」という意味で、カジュアルな表現です。
丁寧な言い方は、May I ~?になります。
awesome
「最高!」「すごい良い!」という意味のスラングで、読み方は「オーサム」です。
フランクな言い方で、若い人だけでなく、大人も日常的に使います。
断るときのI’m good.
I’m good.は断るときに、ネイティブはよく使うんです。「私は結構です=要りません」という意味です。
友達や家族にも、お店やレストランでも使えますよ。
丁寧に言いたいときは、I’m good. Thank you. と言います。
I’m okay.
I’m okay (OK). も、I’m good. と同じ意味で、断るフレーズです。
okay(OK)の発音のポイントは「オッケー」ではなく「オウケイ」と言うことです!
ネイティブのような発音にするコツを、こちらで解説しています!
mean
meanはざっくり訳すと「意味」と「意地悪」の2つの意味があり、日常生活ではどちらの意味でも、よく使われます。
You know what I mean? 私が言いたいこと(意味すること)伝わる?
Who was the guy you were talking to? あなたが話してた彼、誰だっけ?
▶Oh, you mean Dave? あ~デイブのこと?
He is really mean. 彼はとても意地悪。
私が高校留学時も、meanを周りの人があまりに使うので、すぐに覚えました。
【上級編】
日本語に直訳できないのでですが、こんな表現もネイティブはします。
I mean it. (言ったことに対して)本当にそう思っているよ
Ed SheeranのDiveという歌の歌詞でも出てきます。
Don’t call me baby if you don’t mean it.
ベイビーって呼ばないで。心からそう(愛おしいと)思っていないなら。
省略表現
口語では、99%省略されて使われる、wanna, gonnaに加えてgottaも解説します!
wanna
ネイティブが使うのは、基本的にwant toでなくwanna「ワナ」です。
gonna
going toを略したgonna「ガナ」も、日常的に使われるカジュアルな表現です。
仕事で、社内では全然使います(欧米は日本より距離が近いので)。
ちなみにジブリは英語でghibliと書きます。そのスペルのせいか、ネイティブは「ギブリ」と発音する人が多いです。
gotta
gottaはI’ve got toの略で、have to(しなきゃいけない)の意味です。
have toはよく使われるので、wannaやgonnaに比べると、ネイティブがgottaを使う頻度は減りますが、一応紹介します。
ネイティブフレーズは使い慣れることが大事
今回覚えた45のフレーズも、使い慣れていないと、実際の会話でパッと口にできません。
また人は、復習しないと、学んだことの90%を一週間で忘れると言われています。
意識的に使えば、記憶は段々定着するので、ネイティブフレーズも最終的に瞬時に使えるようになります。
最初から全部暗記するのは難しいので、まずは自分のお気に入りのフレーズ5つを、何度も使ってみるのがおすすめです。
みなさんは、どのフレーズから使ってみたいですか?