英語の発音が難しくて困っていませんか?
どう頑張っても、うまく発音できない音もありますよね。
それは「日本語と英語は、発音の構造が違うから」です。
この記事では【英語の発音が難しい5つの理由】【発音が上達する方法】を解説します!
- 英語の発音が難しい
- 聞き分け・言い分けができない
- きれいに発音できるようになりたい
難しい発音も、正しく練習すれば大人でもできるようになります!
今すぐ練習できる方法も紹介しているので、さっそく今日からやってみてください!
日本人にとって英語の発音が難しい理由
日本人が英語を聞きとったり、発音するのが難しいと感じる理由は、日本語と英語の言語的な違いです。
まずはその違いを見ていきましょう。
英語は母音の種類が多い
英語は日本語より母音の発音の種類が多いです。
日本語の母音は「あいうえお」の5つですが、アメリカ英語は21つ、イギリス英語は19つの音素があります。(参照 :Babbel)
(種類分けの仕方によって母音の数は変わるので、研究者によって提唱している数は多少異なります)
日本語では使われない母音が、英語にはたくさんあるので、「違いが聴き分けられない」「うまく発音できない」となるのも納得ですよね。
日本語にはない子音がある
英語の子音も、日本人には発音が難しい理由です。
<英語の子音の例>
- RとL
- VとB
- FとH
- TH
- W/ WH
- SとSH
日本語にはない音は、聞き分けができないので、きれいに発音することも難しくなります。
英語はスペルと発音が違う
英語は、スペル(文字)と実際の発音が違うパターンがあります。
なので、日本人が文字を見て想定する発音が、間違っている場合がよくあります。
文字と実際の発音が 異なる単語 | |
work | ×ウォーク 〇ワーク |
walk | ×ワーク 〇ウォーク |
travel | ×トラベル 〇チュラブル |
clothes (洋服) | ×クロージーズ 〇クローズ |
law (法律) | ×ラウ 〇ラー |
warm (暖かい) | ×ワーム 〇ウォーム |
honest (正直) | ×ホーネスト 〇オーネスト |
このように、スペルに惑わされて、間違った発音の先入観がついてしまい、正しく発音できないケースも多くみられます。
音が変化する
英語を自然に話すには、音を繋げたり変化させる発音も重要です。
それをせずに発音していると、どうしても英語らしさに欠ける、日本語っぽい発音になってしまいます。
- リンキング(繋がる)
- リダクション(脱落する)
- フラッピング(変化する)
この3つが特に多く使われる発音ルールです。
リンキング(繋がる)
リンキングとは、音同士を繋げて発音することです。
- And I エンダイ
- Don’t you? ドンチュ
子音同士、母音同士、子音+母音がくっつくパターンがあります。
詳しくはこちらで解説しています!
リダクション(脱落する)
2つ目は、特定の音を発音しない・弱く発音するリダクションです。
- 破裂音(t/ p/ k/ b/ d/ g)
- 同じ子音が重なるとき
- 無くても意味が伝わる単語
- 代名詞(heなど)のh
主にこれらの音が消えたり、聞こえるかどうかの弱さで発音します。
- but バッ
- going ゴーイン
リダクションを習得すると、速く話せるようになります。
具体的なルールや、例を知りたい人はこちらから!
フラッピング(変化する)
フラッピングとは、Tの音が母音と繋がり、日本語の「ラ行」や弱い「d」の音に変わることです。
- water ワーラー
- party パーリー
- Let it go レリゴー
このように変化するのが、フラッピングです。
RともLとも違うので、慣れるまで上手く発音できないかもしれません。
フラッピングについて詳しい説明は、こちらです。
このように、単語単位でも文の中でも、英語は音がたくさん変わるので、日本人にとって英語らしく話すのが難しいんです。
発音リズムが日本語と違う
英語を発音するのが難しいのは、音だけでなく、その強弱・リズムも関係しています。
- ねこ:「ね・こ」で2拍
- cat:「catをまとめて発音」1拍
- thought:文字数は多くても、1拍
英語は母音でリズムをとり、子音は母音にくっけて発音します!
逆に、このリズムを意識すれば、とてもきれいに発音できますよ。
日本人が発音が難しい単語
日本人が発音するのが難しい単語を3つの種類で紹介します!
①母音・子音が難しい単語
really
レアリーではなく、「ウリーリー」と言いましょう。
よく使う単語なので、これが言えると印象がグッと変わります!
white/ why
Whが苦手な人は多いですね。
ポイントは、ホを言わずに「ワイト」「ワイ」と発音することです。
drink
drは「ドラ」ではなく「ヂュラ(ジュラ)」という音に変化します。
なのでdrinkは「ジュリンk」。これでみなさんも、通じるはずです!
travel
travelも間違って発音している日本人が多いです!
trは音が変化して「チュラ」となり、velは”e”は発音しないので「ブル」となります。
travel「チュラvl」(vlは母音が無いので、子音だけ発音します)。
tr=チュラの発音法則はこちらで、詳しく解説しています↓
definitely
definitely(絶対)は日常会話でネイティブがよく使う、便利な単語です。
日本人も中・上級者で使っている人を見ると、「英語ができる人だな!」という印象を受けます。
長いので発音しづらいですが、コツはtを言わないこと!
「デフィニリー」と言うと、とても自然に聞こえます。
stir(混ぜる)
よく料理の手順で使われる単語”stir”も、日本人にとって難しい発音です。
「スタrrr」という感じで舌を強く巻いて、言います。
girl/ world
Rで下をよく巻き、Lは「ル」と言わずに、舌を上あごに当てるだけ。
難しすぎる!と言う人は、この動画を参考に練習してみてください!
②言い分けが難しい単語
seeとshe
seeはスィ―を素早く言うイメージで。
sheは「静かに!シー!」と同じときの発音で。
singとthing
sing(歌う)は「スィング」のように言い、thing(もの)はthで舌を軽く噛んで言います。
foodとhood
「食べ物」と「(洋服の)フード」で全然意味が違ってしまうので、要注意です。
fは下唇を軽く噛んで言います。
私も留学中foodとhoodが間違って伝わってしまい、相手が混乱していました。
fryとfly
fry(揚げる)とfly(飛ぶ)も、意味が全く異なるので、言い分けましょう!
会話中に困惑している外国の人を、結構見かけます。
RとLの言い訳のポイントは、Rは舌を巻く(奥に引っ込める)。Lは舌を上あごに付けます。
③カタカナ英語が定着している単語
日本語としても使われているカタカナ英語は、英語も同じだと思って使う人も多いですが、
実は間違った発音のものが多いです!
ユーモア
humorは「ヒューマー」と発音します。Hも発音するので注意!
サラダ
日本人がなかなか通じない単語ランキングトップが、salad。
ファストフード店やレストランで伝わらずに困っている人を、何度も見かけました。
通じない原因は、最後に「ダ」と言ってしまうから。
これは子音で終わる単語なので「サラd」「サラドッ」という感じで発音します。
インターネット
「インターネッt」は、イギリス英語の発音です。
アメリカ英語では、真ん中のtが消えて「インナーネッ」と言います。
コーヒー
コーヒーも、飛行機の機内で伝わらずに、困った経験がある人も多いのでは?
ネイティブに通じない原因は【母音とFの音】です。
口を大きく開いて「カー」、下唇を軽くかんで「フィー」、繋げると「カーフィー」と言います。
できない英語の発音の対策法
日本語と英語は発音の構造が違いますが、正しく練習すれば、大人でも発音できるようになります!
発音ルールを知る
「英語の発音の構造が知りたい」「覚的に学ぶのは苦手」と言う人は、発音ルールを一通り知っておくのがおすすめです。
今回この記事でも、色々と紹介しましたね。
一番大事なのは、知識を得るだけでなく、何度も練習することです!
音読(シャドーイング)練習
音声を聞いて、英語の発音ルールを意識した上でマネをする「音読(シャドーイング)」は、効果的な練習法です。
私もTOEICのリスニング対策として音読トレーニングをして、1ヵ月で90点あがりました。
効果が出る音読のやり方・教材選びはこちらで紹介しています。
音読をしたことがある人はわかる思いますが、一人で取り組むのは正直結構むずかしいです。やり方が合っているのかわからず、不安になるんですよね。
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日本人が英語の発音が難しい理由は、言語的な違い
日本人が英語の発音を難しいと感じる理由は、日本語と英語の仕組みの違いです。
- 日本語にはない母音や子音がある
- リズムが日本語と違う
- 音の変化ルールがある
他にも、カタカナ英語の発音が定着していたり、スペルから間違った発音を想定してしまうことも、日本人が発音で苦戦する原因です。
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