「英語だけは、なぜかできない。」
頑張って取り組んでも、どうしても英語が難しい人は多いと思います。
そういう人は、能力の問題ではなく、英語の性質をつかむコツを知らないだけのことがあります。
そこで、【日本人にとって英語が難しい理由】を解説します!
- 英語を難しいと感じる理由を知りたい
- 英語がどうしても理解できない
- 克服する方法を知りたい
英語が難しいと感じる理由
実は英語は、言語学的には「学びやすい言語」と言われています。
一方で日本語は世界中の言語の中でも、トップレベルで「学ぶのが難しい言語」です。
ではなぜ日本人にとって英語は難しいのでしょうか。それは、日本語と英語の仕組みの違いが関係しています。
日本語と英語は起源が違う
英語が難しい大きな理由として【言語の系統の違い】があります。
世界の言語は、同じ起源があるもの同士は似ています。スペイン語とイタリア語もそうです。
英語とヨーロッパの言語は起源が近いので、欧米の人にとって英語は習得しやすいわけです。
ですが、日本語と英語は言葉の起源が全くちがいます。漢字・ひらがなとアルファベットも、大きく異なりますよね。
なので、言語の系統的に、日本人にとって英語は学ぶのが難しい、というのがあります。
発音の種類
続いて、英語が難しいもう一つの理由は、【発音】です。
「英語が聞き取れない」「上手く発音できない」と悩んでいる人は多いですが、その原因は主に
・日本語にはない発音
にあります。
母音の種類の多さ
英語は母音の種類が日本語よりも多いです。
日本語は「あいうえお」の5つですが、英語は「ア」だけでも5種類以上の発音があります。
日本語にはない発音
母音以外にも、日本語にはない音が英語にはあります。
- TH
- R vs L
- B vs V
- F vs H
日本人からすると、とても似ていて聞き分けが難しいですが、これらが一音でも変わると、全く違う単語になってしまいます。
- think(考える)sink(沈む)
RとL
- read(読む)lead(リードする)
- row(列)low(低い)
BとV
- boat(ボート)vote(投票する)
- best(一番の)vest(洋服のベスト)
と言われているので、聞き分けられない日本人にとって、
英単語はスペルが覚えにくい!リスニングが難しい!発音できない!となる訳です。
アルファベットの読み方
英単語の読み方も、日本人にとって悩ましいですよね。
例えば【ch】は「ク」「チュ」「シュ」の3つの読み方があります。
【ク】
- stomachache(ストマケイク/腹痛)
- orchestra(オーケストラ)
【チュ】
- check(チェック)
- change(チェンジ)
【シュ】
- machine(マシーン)
- brochure(ブローシュア/パンフレット)
この他にもqueue(キュー/列)やpsychology(サイコロジー/心理学)、など、読みにくい単語はたくさんあります。
文字と発音の組み合わせを「フォニックス」と呼びますが、日本の学校では授業で「フォニックス=発音ルール」を教えないので、余計に日本人は難しいと感じるのかと思います。
語順の違い
日本語と英語の語順の違いも、日本人にとっては悩みの種です。
同じ内容の文を、英語と日本語で比べてみました。
日本語と英語は、語順が見事に逆ですね。
私たちは、この日本語の語順で意味を理解することに慣れているので、
- リスニングで聞こえた文の意味が瞬時に理解できない
- 文の構成を考えないと、話せない
冠詞の有無
英語の【冠詞(a、the、myなど)も日本語とは異なる概念】なので、難しい理由の1つです。
例えば日本語で
日本語は「誰の友達が」や「どの駅に」をいちいち言わなくても、意味が通じます。
でも英語では
と、必ずmyやtheをつける必要があります。
会話では、これらを忘れても何となく通じますが、正確性が求められる試験では必須なので、英語を苦手に感じる人は多いのではないでしょうか。
英語は必ず主語が必要
【英語は必ず主語をつける】これは学校でまず習うことですが、「英語は難しい…」と日本人が感じる原因でもあります。
日本語は主語がなくても成立します。
なので私たちが日本語を書いたり話すときは、主語を強く意識せずに済みます。
日本語脳で英語に訳すと「This camera might be broken.」などでしょうか。
もちろんそれでも間違っていませんが、ネイティブは”it”を主語にして表現することもあります。
It looks like this camera is broken.
無生物主語と言ったりしますが、このように” It “が主語になるなんて、日本語の感覚では「英語って理解できない」と感じる人も多いかと思います。
文化背景の違い
英語が難しく感じる最後の理由は、【日本語と英語の文化の違い】です。
日本語と英語は、文化的に表現が異なるものも多いです。
日本語にはあるけど、英語には無い言葉や、逆のパターンもあります。
例えば、「おつかれさま」という表現は日本人ならではです。英語にはその言葉は存在しません。英語では、
- Good job!(何かをして「おつかれさま」)
- See you tomorrow!(職場を出るときの「おつかれさま」)
などと言います。
「おつかれさま」はほんの一例で、他にも同様の言葉はたくさんあります。
ですが、英語にはない言葉を必死に考えて、結局分からず「英語って難しい」と言っている日本人は意外と多いです。
英語を克服する方法
英語は根本的に日本語と違うことは理解できても、試験や受験、仕事で英語力が必要な人はたくさんいますよね。
そこで、英語が難しい人におすすめの【英語の扱い方】を紹介します!
- 日本語の感覚で、英語を扱おうとしない
論理派の人におすすめはLIBERTY ENGLISH
- 好きなことから英語に触れてみる
日本語の感覚で英語を扱おうとしない
この記事でも説明したように、英語と日本語は起源/語順/表現の仕方、違うことだらけです。
それを理解していると、無理に日本語の考え方で英語を理解しようと、しなくなります。
英語の文法で引っかかることも「英語はこういうもの」と、ある程度は受け入れることが、英語を克服するコツです。
私が今まで出会った人も、英語がペラペラな人ほど、「英語は英語」と割り切って受け入れていました。
説明派・論理派におすすめは「リバティ」
「それでもやっぱり、細かい文法が気になる!」
「説明を受けて納得して、学習を進めたい」
という人におすすめなのは、LIBERTY ENGLISHという英語スクールです。
【LIBERTY ENGLISHの特徴】
- コロンビア大学で認められた独自メソッド「グラマーテーブル」
- 「グラマーテーブル」を使えば、英語の規則がどれも説明がつく
- 論理的に英語の構造を説明してくれる
紹介で入学する人が多く、知る人ぞ知るスクールなので、みなさん初めて聞く名前かもしれません。
短期間で大幅にスコアアップできる独自メソッドなので、受講生はオックスフォード大学やハーバード大学といった世界トップ100の合格実績も多く出しています。
無料体験レッスンでは、そんな「グラマーテーブル」の一部を説明してくれます!
私の友人も通って「英文法は説明してほしい派だから、とてもよかった!」「英語の仕組みが納得できた!」と喜んでいました。
好きなことから、英語に触れてみる
英語に強い抵抗がある人は、【好きなことを通して、少しずつ英語に触れてみる】のがおすすめです。
日常的に英語に触れる機会を増やせば、気づいたら、聞いたことある単語・分かる単語が増えています。
少しわかると楽しくなるので、英語への抵抗が減っていきます。
- ゲームやスマホアプリの設定を英語にしてみる
- ドラマや映画に英語字幕をつけてみる
- 好きな選手の英語インタビューを観てみる
- お気に入りの洋楽を見つける など
ポイントは完璧に理解しようとしないこと!「やらないよりは、いいかな」程度の軽い気持ちでいいので、取り入れてみてください。
まとめ:英語が難しいのは性質が理由
日本人にとってなぜ英語は難しいのかを説明しました。
- 日本語との概念、仕組みの違い
- 文化な表現の違い
- 日本語の型で英語を理解しようとしない
- LIBERTY ENGLISHで論理的に英語の構造を理解する
- 身近なものから英語に触れてみる
みなさんの英語への苦手意識が少しでも減って、試験や仕事が上手くいくことを願っています!