TOEICの単語は日常会話のものとは違い、難しいですよね。
分からない単語が多いから、とにかく覚えなきゃ!という人も多いと思います。
ですが、TOEICはいかに単語を効率的・効果的に覚えて、他の対策に時間を回すかがカギになります。
・単語を覚えるのが苦手
・単語を効率的に覚えたい
・英語の理解処理を素早くできない
TOEIC単語を覚えるときの注意点
- 完璧な日本語の意味は覚える必要ナシ
- 必要最低限な単語だけ覚える
- スペルは書けなくてよい
- 発音も確認する
- 何十回も繰り返して覚える
【重要】意味を完璧に覚える必要ナシ!
TOEICには、日本語訳を問う問題はありません。
なのに、日本語の意味を一生懸命覚えようとしていませんか?
日本語と対で暗記するデメリットは、いくつもあります。
- 毎回頭で日本語に訳すので、理解が遅れる
- リスニングのスピードに、ついていけない
- 多義語に対応できない
- 英語のニュアンスを掴めない
TOEICは、何となく単語のイメージが浮かべば問題が解けるので、それを意識した覚え方をしましょう。
詳しい覚え方はこの後説明しています!
必要最低限な単語に絞って覚える
TOEICは、絶対に覚えた方が良い単語がある程度決まっています。
一方で、単語を知らなくても解ける問題もあるので、本当に必要な単語だけを覚えると効率が良いです。
なので、「練習問題を解いて分からなかった単語全てを覚える必要はない」と覚えておいてください。
テストの中には滅多に出てこないような単語も、ありますよ。
スペルは書けなくてよい
TOEICのテスト内容は、読む力/聞く力の2つだけ、筆記試験はありません。
なので、英検や他の試験も受験する人は別ですが、とにかくTOEICのスコアだけが目的の人は、単語を正しく書ける必要はありません。
パッと見たり、聞いて意味が浮かぶ程度でOKです。
発音も確認する
単語を覚えるときにスペルと意味ばかり覚えて、発音がおざなりになっていませんか?
発音も一緒に覚えるメリットはあります。
発音と一緒に覚えるメリット
- リスニング問題で聞き取れる
- 聴覚も使うと記憶しやすくなる
日本人は、「読めるけど聞き取りは苦手」という人が多いです。それは、単語と発音が瞬時にリンクしないのが理由です。
TOEICはリスニング問題もあるので、音も併せて覚えましょう。
また、視覚だけでなく聴覚も使うと、記憶しやすくなります。
番号など複数の数字を覚えたいとき、声に出して読みませんか?それと同じ原理です。
発音も一緒に覚える手間が一見遠回りに思えますが、実は覚える近道なんです!
何十回も繰り返して覚える
単語は数回見ただけでは、長期記憶になりません。
なので、繰り返し単語に触れる必要があることを忘れずに!
私は単語を覚えるのが苦手なので、意味を忘れる→調べるを30回程繰り返して、ようやく覚えられます。
「エビングハウスの忘却曲線」は有名ですね。
人は一日後には約70%の記憶を忘れてしまうとも言われています。
ですが、復習を繰り返すと、段々と記憶は定着してきます。
下のグラフでも、1回、2回・・と回数を重ねるごとに忘れにくくなっています。
なので、すぐに単語を忘れてしまっても、根気強く取り組みましょう!
TOEIC単語の覚え方のコツ
先程、「日本語の意味と併せて、ガチガチに覚えるのは良くない」とお伝えしました。
ここからは、記憶に残りやすく、且つTOEICの問題が解きやすくなる覚え方を紹介します!
- イメージと一緒に覚える
- 関連語と併せて覚える
- 自作の単語帳を使う
- 問題集に出てきた単語を覚える
イメージと一緒に覚える
分からない単語があるとき、辞書で意味を調べる前に、まずは画像検索をしましょう!
例えば、TOEICで頻出する「convention」という単語で、試してみましょう。
Googleで画像検索すると、このような写真が出てきます。
辞書を引かなくても、これだけで十分意味が分かりますよね。
一方で、意味を調べた場合。
「大会」「慣習」「会議」と出てきました。この日本語だと、あの写真のような様子はできませんよね。
convention=大会だと暗記していたら、テストで支障が出るのが分かっていただけましたか?
なので、単語は画像検索してイメージで覚えると、意味が分かり易くて、ニュアンスも捉えられます。
関連語も一緒に覚える
単語を覚えるときは、それに関連する単語(類語、反義語など)も一緒に覚えましょう。
・芋づる式に覚えられる
・言い換え問題に対応できる
自作の単語帳を使う
市販の単語帳より、自分で作る単語帳をおすすめします。
私はTOEICで960点を取ったときも、買った単語帳は一冊も使いませんでした。
・ランダムな単語の羅列で、覚えにくい
・日本語の意味と対で覚えてしまう
・イメージ/絵/色/英英などで覚えられる
・自分で単語を足すので、記憶に残りやすい
自分で単語帳を作るのは非効率的のようで、実際は記憶定着度や応用度が高いんです!
問題集に出てきた単語を覚える
問題集を解いて、そこで分からなかった単語を覚えていくと、効率的&効果的にできます。
・実際に分からなかった経験があるので、印象に残りやすい
・単語が文中でどう使われるか分かる
・問題文の内容が合わさって、意味を思い出しやすい
スキマ時間に覚える
この記事の冒頭で、TOEIC対策は単語以外にも時間をかけるが重要、とお話ししました。
スキマ時間は、単語を覚えるのにぴったりです。
問題集を解いたり音読練習するのと違って、単語なら手軽に色んな場所で取り組めます。
さらに、一日の間に何度も単語に触れるので、覚えやすくなります。
スキマ時間を使った単語の覚え方
- スマホの待ち受けを単語リストにする
- 移動時間に電車やバスで覚える
- 付箋に書いて、家中に貼る
いかに単語に触れる機会を増やすかがカギです!
単語を覚えるのに使える教材
- 電子辞書
- TOEIC問題集
- TOEIC対策アプリ
順番に紹介します。
学習を効率的にしたい人には、電子辞書がおすすめです。
一つの単語の意味だけなら、ネットでも簡単に調べられますが、以下のような便利機能が電子辞書にはあります。
- 関連語(反義語、同意語など)
- 似た単語のニュアンスの違い
- スペルが分からない単語の、カタカナ検索
- その単語を使った例文一覧
これらが1タップで簡単に出てくるので、短時間で多くの情報を得られます。
私も一時期スマホで検索していましたが、電子辞書の方が早くたくさん調べられ、勉強がいかに捗るかに気づき、戻しました。
忙しいから勉強はできるだけ短い時間で、効果を出したい人には、ぜひ使ってほしいです。
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・問題を解いて、分からなかった単語を単語帳に足す
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私自身はイメージで覚えたいので自作の単語帳派ですが、この本はカラーのイラストと一緒に覚えることができるので、市販の単語帳を好む人におすすめです。
まとめ
TOEICの単語は、テストの特徴を考慮した効率的な覚え方が重要です。
イメージと一緒に覚えたり、反復することで記憶が定着しやすくなります。
また、TOEICで高いスコアを取るには、単語知識以外にスピードやスタミナを鍛えたり、コツを知ることが必須です。