TOEICが最後まで解き終わらず、困っていませんか?
解き方のコツを知れば、点数はちゃんとアップするので安心してください!
この記事では、TOEICの時間が足りない原因と解決法を説明します。
・TOEICが解き終わる方法を知りたい
・おすすめの時間配分が知りたい
・点数が上がるコツを知りたい
TOEICは適切な解き方と対策で、点数がぐんとアップします。
みなさんもこれを読んで効果的なやり方を、見つけてください!
TOEICリーディングが解き終わらない理由
TOEICを解く時間が足りないのは、以下のような理由があります。
どれか一つというよりは、複数の原因が当てはまる人が多いです。
順に説明していきます。みなさんがどれに当てはまるか、考えながら読んでください!
時間配分を決めずに解いてる
TOEICテストは、リーディング部分が100問75分という、制限時間に対する問題数の多さが特徴です。
そのため、全問解こうと思ったら時間配分は必須になります。
ですが、時間が足りない人の解き方を見ていると、納得する答えが出るまで考えて解いているので、一問にかける時間が長いです。
時間配分を決めれば、最後の方の問題に時間が残るか、ハラハラしながら解く必要も無くなりますよ。
この記事の後半で、具体的な長さを説明しているので、参考にしてください。
不要な部分まで読んでいる
TOEICは解答時間が極端に短いため、解答に必要な箇所だけを読む必要があります。
ですが、最後まで解き終わらない人は、「全部読まないと落ち着かなくて・・」と言う人が多いです。
確かに全体を読まないと答えが出せない問題もありますが、中には2,3語を見れば、大袈裟ではなく5秒で解ける問題もいくつもあるんです!
私もかつては同じだったので、ちゃんと全体を理解して解きたくなる気持ちは分かりますが、TOEICを攻略するには、飛ばし読みに慣れましょう!
返り読みをしている
長文読解の癖で、TOEICでも「このwhichはこれにかかっていて・・」と戻りながら読む人もいます。
TOEICは読む量が多いので、毎回それをしていると時間が足りません。
このタイプの人は、意味の把握がスムーズにできていないので、リスニングでも速さについていけないのでは。
練習して英語の語順で理解する習慣がつけば、頭からスラスラと意味を把握することができ、解くスピードも上がりますよ!
目を動かすスピードが遅い
TOEICを解き終わる人と、終わらない人の大きな違いは目を動かすスピードです。
いかにテンポよく読んでいくかが、とても大切!
「ただ速く目を動かしても、意味を理解しながら読まないと、解答できないんじゃないか?」
と思いますよね。
実は、速く読んでも理解度は変わらない!むしろ、集中力が上がって正答率もアップします!
信じがたいかもしれませんが、私も速読を練習してスコアが100点上がり驚きました。
時間が足りない人は、必要な時間以上をかけて読んでしまっています。
みなさんも1ヵ月だけでも良いので、嘘だと思って目を速く動かすトレーニングをしてほしいです!
この記事の後半でやり方を説明しています。
TOEICの問題に慣れていない
解く時間が足りない人は、まだTOEICの問題に慣れていないことも多いです。
TOEICは問題数も内容も特徴的なので、慣れるまでは試験で実力を発揮できないんです。
100問のリスニングをした後に、もう100問のリーディングパートも最後まで集中力を切らさずに解く。それだけでも、中々難しいですよね。
練習不足だと、TOEIC特有の問題をこなすことに必死な上に、自分に合った解くペースも定着していないので、時間が足りなくなってしまいます。
TOEICで時間が足りない解決方法
少し解き方や対策の仕方を工夫すれば、より早く解き進められるようになります!
時間配分を決める
TOEICは時間配分が点数アップのカギ!そこで大切なことは以下の2点です。
- 自分の時間配分を決める
- 決めた時間配分で、何度も練習する
まずは、自分に合った時間配分を決めましょう。
以下が目安なので、それで練習して様子をみてください。
Part5/6:20~30秒/問
Part7 :60~90秒/問
Part5/6:10~30秒/問
Part7 :~60秒/問
一問当たりの秒数なので、この問題なら
目標が850点以下の人は、No.131~134の四問で30秒x4問=2分で解くということです。
ただし、得意不得意は人によって違うので、調整してくださいね!
最初は目安のペースが、自分には不可能に感じるかもしれません。
ですが、練習すると今より速く解けるようになるので、時間は「短いな・・」と感じるくらいに設定するのがおすすめです!
解かない問題を決めておく
次に取ろうとしているのが850点以下なら、全問解かなくてOK!
- 意味を知らない単語問題(知識がなければ、いくら考えても答えは出てこない)
- [Part7]苦手な種類の文書(特に記事問題は、難易度が高い)
- [Part7]トリプルパッセージ(3つの文書に対し5問で、効率が悪い)
無理して最後まで全て解こうとすると、焦りが出て、本来分かる問題の正答率も下がってしまいます。
難易度が高い問題はただ塗りつぶして、解ける問題に絞って時間を割けば、確実に点を稼げます。
なので、初・中級者の人は「広く浅く」より「狭く深く」の方が点が取れますよ。
最低限読んで答えるコツを知る
TOEICで時間を残すためには、必要な部分のみを読むことも大切です。
実際に解くときのコツは、以下です。
Part6は結局全部読まないと解けない問題ばかりなので、書きませんでした。
では具体的に、なにを基準に判断したらよいか、説明します。
[Part5] 一部or全文読むか判断
Part5を解く際は、まず選択肢に目を通します。
この問題は、選択肢を見ると”surprise”という単語の品詞を変えています。
_____の付近を見てみると、good reviewsを見れば、「驚くほど良いレビュー」となる、(D)が正解だと分かります。
(他の選択肢はgood reviewsと繋げると意味が不自然なため)
このように、TOEICのPart5は、最短で答えを出すことを優先させましょう!
[Part7] 単語を探すor全体的に読んで答るか判断
Part7を解く際は、本文を読む前に、設問を確認しましょう。
→その単語の周囲だけ読めば答えが出せる
「resumeと一緒に何を提出すべきか」という行動を聞いているので、
resumeやsubmitの語の周辺のみを読めば分かるかも!と検討を付けます。
submitやresumeがある後半の箇所で“Please make sure to attatch a cover letter to your resume.“とあるので
(C)が答えだと分かります。
英文を読み慣れる
TOEICで時間が足りない場合のもう一つの解決策は、英語を読むことに慣れることです。
日本語とは違う、英語特有の読み方を身につけたり、より速く読めるようトレーニングをしましょう。
以下の2つを紹介します。
英語の語順で理解するトレーニング
日本語と英語は語順が違いますよね。英文の意味を、頭から順に捉えられると読むスピードが上がります。
それを鍛えるためには、スラッシュリーディングが効果的です。
スラッシュリーディングとは、
英文を前から読んでいき、自分が理解できる固まりごとにスラッシュ/を引くトレーニングです。
例えば、以下の文。
We would like to apologize for the warm temperatures in the hallways and elevators.
このように/を引くことができます。
We would like to / apologize / for the warm temperatures / in the hallways and elevators.
したい 謝る 暖かい気温 廊下とエレベーターの
ラッシュの位置に、正解はありません!
人によってはスラッシュの頻度は異なるので、自分が読みやすいところに/を引いてくださいね。
このスラッシュリーディングをすることで、返り読みせずに前から意味を捉える感覚をつけられます。
目の動きを速めるトレーニング
続いて紹介する、英語を速く読む練習法は、テンポよく目を動かすトレーニングです。
具体的なやり方は
- 最初は一行を4拍で読む(1拍ごとに文の1/4程読み進める)
- 慣れてきたら3拍、2拍、と速める
一行が短い問題は、拍を少なくしたり、テンポを速めて調整してくださいね。
このように、リズムに合わせて読むことで、テンポよく目を動かし文の意味を捉える、スピード感が身に付きます!
模擬テストで通し練習
公式問題集などで、本番と同じように2時間通して解く練習は、TOEICでスコアアップするのに重要です。
リスニングから始まり、リーディングの最後の問題まで集中して解き切るトレーニングができます。
先程、自分に合った時間配分の重要性について説明しましたね。
通して解くことで、緊張した雰囲気の中でも、そのペースを実行する練習ができますよ。
最新の公式問題集 |
まとめ
今回は、TOEICの時間が足りない原因と、その解決法を説明しました。
時間内に解答できるコツをまとめると
・解答に必要な部分のみを読むべき
・英語を読むことに慣れる必要がある
・TOEICの問題形式に慣れると良い
TOEICは、練習なしでは本番で実力が発揮できません。
逆に、適切に取り組んで対策勉強をすれば、点数はちゃんとアップしますよ。
みなさんのTOEIC学習を応援しております!
長文問題は人より時間がかかるので、長文により長い時間を充てています。
Part5:7秒/問
Part6:10秒/問
Part7:1分/問