TOEICのリーディングを解く順番&時間配分[Part5,6,7]

TOEIC解く順番
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TOEICは時間内に解き終わらない人がほとんどです。

長文は割と得意なのに、後半に時間が残っていない・・・となっていませんか?

「もしかしたら解く順番を変えたら、点数がUPするのでは?」と考える人もいると思います。

そんな方のために、今回は【TOEICを解く順番】について分かりやすく解説します。

この記事で分かること

  • TOEICを解く順番がなぜ重要か
  • 解き方のパターン3つ
  • あなたに合った解く順番

同じ英語の知識量でも、解く順番1つでTOEICの点数は変わります。

また、誰でも同じ解き方をしたら良い訳ではなく、自分に合った解き順を知ることが、大切になります。

次のテストに向けてみなさんはどの順番で解くべきか、見つけてください!

プロフィール
プロフィール
M

・TOEIC960点
・元大手英会話スクール講師
・アメリカ留学(高校/大学 計2年)

TOEICは解く順番が重要

「解く順番を変えると、点数がアップする理由」をまず簡単に説明します。

読み飛ばして、【解き方のパターン】をすぐに知りたい方はこちら

解ける問題に、確実に時間を充てられる

TOEICで解く順番がカギを握る理由は、時間さえあれば解ける問題に、時間を充てるためです。

TOEIC初・中級者に多いパターン
  • 前から解き進めて、どの問題にも全力投球してしまう
  • 時間をかけたのに結局不正解
  • 最後に時間が大幅に足りなくなる
初・中級者は、単語や文法の知識量的にも、リーディング100問全て正解するのは正直無理です。

なので、今の英語知識の中で、絶対に解けるもので点数を稼ごうとすることが重要です。

例えば、長文が得意ならPart7に、文法が得意ならPart5・6に充分な時間を充てるようにしたいんです。

解く順番を工夫することで、出来ない問題より解けるものに時間を費やすことがしやすいので、順番は重要なのです。

答えが文中にあるPart7で、点数を稼げる

「後ろのPart7から解くべき。」はあながち間違っていません。

なぜかというと、Part7には答えorそのヒントが文中に書いてあるからです

  • Part5・6の文法や単語問題は、知識が無ければいくら考えても、答えは分からない
  • Part7は、文中に答えが見つかる問題が多い

それならPart7に時間を回して、着実に点数を取りたいよね、となる訳です。

ですが、全員がPart7から解けばいい、という訳ではありません。

その人に合った解き方があるので、後半もしっかり読んでくださいね!

集中力があがる

解く順番を意識すべき理由の3つ目は、自分に合った解き方が定着すれば、集中力をあげられるからです。

みなさんは試験中に、時間や解く順番が気になっていませんか?

「時間足りないかも・・後ろの問題から解いた方がいいかな・・」
「このまま前から解いていて間に合うかな・・」

もしそう考えていたら、試験に集中できていません。

TOEICは時間との勝負だからこそ、2時間フルで集中するのが大事です。

自分はこの解き方が合ってる!と分かっていれば、本番も迷わずに解くことに専念できます。

TOEICリーディングを解く順番3パターン

ここで、解く順番のパターン3つを紹介します。

TOEICを解く順番3パターン

ではそれぞれ、メリット・デメリットを詳しく解説していきます。

パターン①前から順に解く

まずは、前から順番に解いていくパターンです。一番シンプルな解き方ですね。

では前から順に解くメリット&デメリットを説明します。

前から順に解くメリット&デメリット
  • 塗り間違えのリスクが低い
  • ページを行き来する無駄な時間がない
  • テンポよく問題を解ける
  • 徹底した時間の管理が必要
  • 結局、前半で時間をかけすぎてしまう

まずはメリットから詳しく解説します。

Part5から順に解くメリット

メリット① 塗り間違いのリスクが低い

TOEICは200問もあるので、マークシートの塗り間違いには注意が必要です。

前から順に解いていく方法のメリットは、塗り間違いが起きにくいことです。

Part7など、後ろから前に戻って解く場合、マークに常に注意を払う必要があります。

M
M

私は、問題に集中していて、塗る番号の確認を忘れる事がありました。

塗り間違えてしまうと、気づくのが遅い場合は、修正するのにも時間がかかってしまいます。

そのため前から解くパターンは、マークする場所を気にせず問題に集中できるのがメリットです。

 

メリット② ページを行き来する無駄な時間がない

続いての順番に解くメリットは、無駄な時間がかからないことです。

「後半から解いて、前に戻って、」としていると、ページを何度もめくる必要があります。

また、マークする番号確認の手間もかかります。

大した時間ではない、と思うかもしれませんが、ただでさえTOEICは解答時間が短いので、無駄な時間は1秒でも無くせるのが理想です。

 

メリット③ 問題を解くリズムが作れる

前から解くメリットの3つ目は、解答のリズムが作れることです。

Part5は短文なので、一問10、20秒を目安にテンポよく解き進められます。

私自身が体感したことですが、正答率は、かける時間よりも集中度に比例します。

長文にいくら時間を費やしても、集中してないと点数はあがりません。

一方で、短い時間で解き進めても、集中できていれば正答率はあがります。

そのため前から解く場合は、Part5で短時間で解くリズムを作って、長文に進めるのがポイントです。

 

Part5から解くデメリット

続いて、前から順に解く場合のデメリットを解説します。

デメリット① 徹底した時間管理が必要

この記事を読んでいる人は、現に最後のパートに時間が足りなくて悩んでいると思います。

前半に時間を使いすぎて、得意な長文が解けない!という人が、前から解く場合は、時間管理を徹底する必要があります。

「Part5は一問10~20秒で解き終える!分からなければ潔く諦めて次に進む!」
というコントロールが必要です。

 

デメリット② 結局、前半で時間をかけすぎてしまう

上記の「時間管理が必要」に関連していますが、デメリットの2つ目は、結局後半に時間が足りなくなりやすいことです。

いくら頭で、「Part5でかけていい時間は一問20秒まで」と分かっていても、試験になるとそれ以上かけてしまう人が多いです。

みなさんも解いていて、

「あと少しだけ考えたら解けるかも!」「全部読まないと、心地悪くて次に進めない!」
という経験がありませんか?
前から解くなら、テスト練習の段階から、時間管理を意識して習慣にしなくては、効果がありません。

 

パターン② Part7から解く

後ろのPart7から解くべきか、迷っている人は多いと思います。

Part7から解くメリット&デメリット
  • 時間管理が苦手でもPart7を全て解ける
  • 答えが書いてあるPart7で点数ゲット
  • 油断して時間をかけすぎる
  • 塗り間違いのリスクがある

では、1つずつ解説していきます。

 

Part7から解くメリット

メリット① 時間管理が苦手でもOK

Part5から順に解く場合は、タイムマネジメントを徹底する必要があるとお伝えしました。

時間配分が分かっていても、試験になると実行できない人もいますよね。

そんな人でもPart7から解く方法なら、長文問題にしっかり時間を費やせます。

 

メリット② 確実に点数を稼げる
Part7に時間をかければ、文中に書いてある答えやヒントを、じっくり探せます。
一方でPart5は、文法や単語を知らなければ、いくら読んでも答えられない問題があります。
長文問題から解けば、時間さえあれば正解できる問題に確実に取り組め、点数が稼げます。

 

Part7から解くデメリット

続いて、長文パートから先に解く2つのデメリットです。

デメリット① 油断して時間をかけすぎる

長文から解くと、「まだ時間はあるから」と思って、一問に必要以上に時間をかけすぎてしまいがちです。

  • いくら長文問題だからと言って、じっくり解きすぎると他のパートにかける時間が、全く残らなくなる
  • ゆっくり解いていると集中力が欠けてしまう

そのため、長文から解く場合は、TOEICで大切なテンポが、おざなりになってしまいやすいです。

 

デメリット② 塗り間違いのリスクがある

後ろから解くと、マークシートを塗り間違えるリスクがでます。

定期的に、問題番号の確認をしなくてはいけません。

試験本番の、緊張感がある中でも確認できるよう、習慣づける必要があります。

そのため、本番でPart7から解きたい人は、普段の練習から、同じようにマークシートを使って飛ばして塗ることに慣れてください。

長文から始める感覚や、マークシートの確認を体に染み込ませてくださいね!

 

パターン③Part7内の解く順を変える

パターン3つ目は、基本的には前から解くが、Part7だけ問題形式によって解く順番を変える方法です。

Part7には、チャット、メール、記事、広告など様々な形式の問題がありますね。

得意な形式と苦手なものがあると思います。

自分の得意・不得意に合わせて、解く順番を変えるというのがパターン3です。

例えば「チャット・広告・メールは得意だから先に解き、記事は苦手だから最後に回す」という方法です。

これにもメリットとデメリットがあります。

長文だけ解く順を変えるメリット&デメリット
  • 得意な問題に時間を確保できる
  • 解答のテンポをキープできる
  • 塗り間違いのリスクがある
  • 自分の得意・不得意の把握が不可欠

では、詳しく解説していきます。

 

Part7内の解く順を変えるメリット

まず、Part7の問題だけ、形式によって解く順番を変える2つのメリットを話します。

メリット① 得意な問題に時間を確保できる

自分が得意な問題に、確実に時間を使うことができるのが、1つ目のメリットです。

「メール形式は得意なのに、問題用紙の最後に出てくるから、時間不足で解けなかった」ということが回避できます。

そのため、苦手な問題がもし時間切れで適当に塗りつぶすことになっても、得意な問題で点数を稼いでいるので、スコアアップが図れます。

 

メリット② 解答のテンポがキープできる

次に、形式に合わせて長文パートだけ解く順を変えるメリット②は、解答のテンポ・スピード感が出ることです。

既に話したように、Part5の短文から解くことで、スピーディに解き進めるリズムが作れます。

なので、Part5から解いて、Part7だけ組み替えることで、良いテンポはありつつ、自分の得意に合わせて問題を解けて、他の解き方の良さを組み合わせることができます。

 

Part7だけ解く順を変えるデメリット

長文パートだけ解く順番を変える方法は、他の2つの解き方のハイブリットではありますが、デメリットでもあります。

デメリット① 塗り間違いのリスクがある

急いで解きながらも、しっかりとマークシートの塗る箇所を確認する必要があります

せっかく得意な問題を解く時間を得られても、塗り間違えてしまったら大惨事です。

 

デメリット② 自分の得意・不得意を把握する必要がある

また、得意な問題形式を先に解く、ということは、自分のTOEICの得意・不得意を把握している必要があります。

何となく広告問題が好きだから、という感覚的ではなく、正答率を見て自分の得意な問題がちゃんと分かっていますか?

正答率が高い問題を知っていてこそ、問題を解く優先順位が決められますよね。

解くべき順番は人により異なる

「Part7から解き始めると良い」って聞いたから、自分もそうしてる。でもPart5は時間が足りず、文法は得意なのに焦って試験が終わる。。
長文問題は得意なのに、前半に時間がかかるから、解く時間が足りずに適当に塗り潰している。

こんな状態になっていませんか?

解くべき順番は、人によって異なります

長文の方が得意だから、後ろから解くべき!とも一概に言えません。

そこで今回は、【あなたに合った解き順が見つかる】ように、解説します。

みなさんに合った方法を見つけてください!

【タイプ別】あなたに合う解き順はこれ!

ここまでは、解く順番を3つのパターンで解説しました。

また、一概に「この解き方をやれば間違いない」というものはなく、自分に合った順番が大切です。

では実際に、みなさんはどの解き順が良いのか見ていきましょう。

解き方のパターンごとに、どんな人に向いているのか説明します。

自分はどれに当てはまるのか、照らし合わせて読んでくださいね。

スコアによって、合った解き方も変わります。
今自分に合うものと、さらに点数があがってからとでは、違う解き方が必要になる人もいますので、今の時点で自分に合った順番を見つけてくださいね!

①Part5から順に解くべき人

 

前から順に解くべき人
  • 文法・単語問題が得意
  • タイムマネジメントを自分に厳しくできる
  • まだ自分の得意・不得意が分からない
  • マークシートの塗り間違いをしやすい
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ちなみに私は、この解き順です。色々試した結果、自分にはこのやり方が一番合っているという結論に至り、960点を取りました。

②Part7から解くべき人

Part7から解くべき人
  • 長文問題が得意
  • タイムマネジメントが苦手
  • 解答の塗り間違いを気にしながら解ける

 

③基本前から。Part7内は入れ替えるべき人

Part5から順に。Part7だけ得意・不得意によって順番を変えるべき人
  • 文法・長文同じくらい得意
  • Part7は得意な問題形式を把握できている
  • タイムマネジメントはある程度できるが、最後は時間が足りない
  • 解答の塗り間違いを気にしながら解ける

おすすめのリーディング時間配分

TOEICリーディングの解答時間は75分。

パートごとの、おすすめの時間配分はこちらです。

リーディング時間配分の目安
Part5
10分(10~30秒/問)
Part6
10分(20~45秒/問)
Part7
55分(1分~1分半/問)

TOEIC上級者の多くがよく言いますが、900点以下は、捨てる問題(適当に塗り絵する問題)を意図的に作るのが、TOEICの攻略法です。

焦って全部中途半端に解くよりも、自分が得意な問題に時間をかけて、確実に点数を稼ぐ方が結果的にスコアアップします。

上記の時間を目安に、得意な問題は長めに確保するなど、自分に合わせて調整してください!

時間が足りない人向けに、こちらで解決法を紹介しています。

練習時から取り入れるのが重要

自分が解くべき順番が分かりましたか?「よし分かった!本番その順番でやろう」はNGです。

  • TOEICは特殊なテスト。いきなり試験で試みても、点数はあがらない
  • やり慣れていなと、かえってロスタイムが発生する
  • 本番は緊張するし、周りの人のスピードに焦ってしまう。その中で自分のベストを発揮するには慣れが大事

そのために、この解き方でやる!と決めたら、テスト勉強の段階からそれを取り入れてください。

時間を図って、決めた順番で解くトレーニングをすることで、体にその流れが定着します。

また、塗り間違え等のミスも減らせますよ。

スコアアップの為には、決めた時順での練習を必ず行ってくださいね!

まとめ

いかがでしたか。今回はTOEICをどの順番で解くべきかを、解説しました。

解く順番は3パターン
  1. Part5から順に
  2. Part7→5→6
  3. 前から順に。Part7の中だけ、得意不得意で解く順を変える
【TOEICのポイント】
・解く順番を意識すると、点数UPが見込める
・解くべき順番は、人によって違う
・解き方は主に3パターンある
・メリット&デメリットを理解した上で、自分に合った解答法を選ぶべき
・その解き順で練習して慣れるべき

みなさんは、自分に合った解く順番が見つかりましたか。

ただ本番でそれを取り入れるだけでは、ちゃんとした成果は出ません。その解き方で、トレーニングをしてくださいね!

TOEICは一朝一夕には上達は難しいですが、この記事がみなさんのスコアアップのお役に立ったら嬉しいです。

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