TOEICを受け始めたけど「毎月受けた方がいい」と耳にした人もいるのではないでしょうか。
スコアアップはしたいけど、毎回受験料を払ってまで本当にメリットがあるのか疑問に思いますよね。
本記事では【TOEICを毎月受験するメリットとデメリット、毎月受けた方が良い人】を解説します!
・TOEICを毎月受けるメリット&デメリット
・毎月受けるべき人、そうじゃない人
・短期間で高得点を取るコツ
TOEICを毎月受けるのは、特に自分で勉強管理をするのが苦手な初心者におすすめです。
みなさんの目標スコアが取れるよう、ぜひ参考にしてください!
TOEICを毎月受けるメリット5つ
まず、TOEICを毎月受験する5つのメリットを説明します。
TOEICに慣れられる
「毎月受験するほど、TOEICに慣れるのがそんなに重要?」
と思うかもしれません。
ですが、慣れることはTOEICで高得点を出すカギです。TOEICには英検とは違う特徴があるからです。
それは、200問を2時間で解くこと。
時間内に最後まで解き終わらない人がほとんどです。
そのため、得点アップには以下のことが必要です。
- テンポよく解き進めるスピード
- その集中を最後まで保つスタミナ
- 試験の緊張と焦りの中、対策したことを発揮する
毎月テストを受けると、回数を重ねてTOEICのテストに慣れていき、これらができるようになります。
実力が発揮できるようになる
TOEICは最初の1、2回目はなかなか実力が発揮できません。
それは、先程も説明したように、TOEICは時間内に解き終えるテクニックが必要だからです。
初めの数回は、試験会場特有の雰囲気と緊張で上手く解けないのを、みなさんも経験しませんでしたか?
今の実力が出るのに3回かかるなら、今より英語力をあげてスコアアップするのには、それ以上受けないと難しいですよね。
なので、毎月テストを受けることで早く実力を発揮して、スコアアップに繋がるようになります。
勉強のペースメイカーになる
毎月テストを受けると、モチベーションを保ったまま勉強ができます。
約30日で次の本番が来るので、すぐ対策に取り組まざるを得ない状況が作れるからです。
長期の勉強計画を立てて、それを毎日欠かさずこなすには自己管理が必要です。
ですが、TOEICの対策をしなきゃと分かっているけど、なかなか取り掛かれない。という人は多いです。
そこで毎月受験すると、短期間集中して本番、その繰り返しで勉強のリズムが作れます。
実際、計画的な勉強が難しいので、コーチに学習管理をしてもらえるTOEICコーチングを受ける人も増えています。
スクールでどんなサポートをもらえるのか、詳しくはこちらで紹介しています!
短期目標・学習計画を立てやすい
TOEICを毎月受けると、短期目標が立てやすくなります。
毎回結果をみて、自分が良く解ける問題と苦手な問題が分かるので、対策内容が調整できます。
そして一か月勉強して、その効果があったかをまた確認できます。
一方で、次のテストまで間隔を開けて一気に100点アップしようと思うと、自分の勉強方法が本当に合っているのか、分からないまま続けることになります。
独学で対策していると、「練習した結果、この問題は力が付いたから対策のレベルをあげよう」という判断が難しいですよね。
そのため、毎月受験すれば、細かい目標を立てて対策内容の調整ができるメリットがあります。
高得点が出しやすくなる
TOEICを毎月受けていると、高得点を取りやすくなります。
もちろん、全く勉強せずにテストを受けてもスコアはあがりません。
ですが、ここまでメリットを説明したように
- TOEICに慣れられる
- 実力が発揮できるようになる
- 勉強を続けられる
- 短期計画、勉強内容の調整ができる
以上ができるので、受ける回数が多いと結果的にスコアアップします。
TOEICを毎月受けるデメリット3つ
続いて、毎月TOEICを受けることのデメリット3つを説明します。
1 受験料の出費がある
2 ただ受け続けても点数はUPしない
3 頑張ったのに点数が上がらないこともある
受験料がかかる
毎月テストを受けると、受験料7,810円(2022年時点)を毎回払わなければいけませんよね。
(半年前に受けている場合は、リピート割りで7,150円になります。)
特に大学生など、少しでも安く済ませたい人にとっては、毎月の出費は悩ましいかもしれません。
経済的な理由で迷っている人は、今払う受験料と、TOEICのスコアを取得することで得られるお金を比較して決めるのも、おすすめです。
例えば、高いスコアを活かしてより給料が高い仕事につけたり、少しでも早くハイスコアを取って早く昇給できると、結果的に今TOEICにかける合計額以上に収入が得られる人もいます。
ただ受け続けても点数は上がらない
毎月受験するメリットは多いですが、勉強せずに試験を受け続けても、スコアはあがりません。
なので、ただテストを受けるだけで対策はしなくてよい、と考えている人は毎月受ける意味はありません。
実力測定の目的でTOEICを受ける人は、半年や一年に1回でOKです。
頑張ったのに点数が上がらないことも
私が毎月TOEICを受験していて感じたのは、「勉強が必ずしも直後のスコアに反映されないこともある」です。
自分なりに勉強して臨んだのに、前の月よりスコアが下がったことがありました。
前回より解けなかった実感はなかったので、その時はとてもショックを受けましたが、その時の自分の集中力やコンディション、問題との相性でスコアは変わるのだと後で気づきました。
なので、みなさんも毎月受験してもむしろ点数が下がってしまうことがあるかもしれません。私以外にもそうなった人はいます。
そこでがっかりするのは毎月受験するデメリットになりますが、みんなに起こることと分かっていれば、ショックが少なく対策勉強に励み続けられます。
TOEICを毎月受けるとスコアUPする人
続いて、どんな人がTOEICを毎月受けるべきか説明します。
【TOEICを毎月受けるべきな人】
半年以内に目標スコアが必要な人
特に学生や社会人で、半年以内に目標スコアを達成しなきゃいけない人は、今すぐに申し込んで毎月テストを受けることを強くおすすめします!
それには以下の3つの理由があります。
詳しく説明していきます。
1 申込みから結果開示まで3ヵ月かかる
TOEICは、1ヵ月半前に試験の申込を締め切ります。
そのため、受けよう!と思っても、タイミングによっては次に応募できる試験が2ヵ月後になります。
さらに結果の通知は、テストの17日後にオンラインで確認でき、結果の発送は30日以内です。
よって、申込をしてから結果が手元に届くまでに約3ヵ月かかります。
なので、半年以内にTOEICスコアを提出する必要がある人は、期限に間に合うよう早めの計画が大切です。
2 最初の数回は特に実力が出ない
この記事の冒頭でも説明しましたが、TOEIC初心者は、最初の数回は自分の実力が出せません。
200問を解き切るスピードやスタミナ、テクニックを発揮できないからです。
最初の1、2回は自分の実力が出ないとなると、ベストスコアが出せるチャンスは残りの2回です。
そのため、今から受けられる機会は全て活用するのが、目標スコア達成のカギです。
短期間で確実に成果を出したい人は、TOEICスクールもおすすめです。
3 アクシデントがあっても、スコア提出が間に合うように
自分がTOEICを受けようと思っていた月に、受験できなくなることもあります。
一番多いのが、申込みのし忘れです。
受験する気満々だったのに、気づいたら申込み締め切りが過ぎていた。という人を何人も見てきました。
他にも、想定外の学校行事や仕事の用事で、受けられなくなったり。体調を崩してしまうこともあります。
このように、万が一計画通り受験できなくなっても、スコアの提出を期限以内に間に合わせられるよう、特に半年しか時間がない人は毎月受験することをおすすめします。
追い込まれると勉強できる人
TOEICのために勉強しなきゃいけないと分かっているけど、なかなか取り掛かれない人は、毎月受験するのがおすすめです。
受験を申し込めば、必然的に勉強せざるを得ない状況になります。
受験するか決めていないと、
「まだ勉強不足だから次の申し込みはパスしよう。」
「テストまで2ヵ月あるからまだ対策を始めなくていいや。」と甘えが出てしまいます。
そこで、毎月受けると決めることで、TOIEC対策をする環境を自分で作れます。
長期の勉強管理・やる気維持が苦手な人
テスト対策の長期計画が苦手な人や、長い期間モチベーションを保つのが難しい人も、毎月の受験が向いています。
計画的に勉強できる自信がある人は、毎月TOEICを受ける必要はないと思っています。
ですが、次のテストまでの時間が増えたところで、相当の対策をする自信がない人は、毎月の試験をペースメイカーにするのがおすすめです。
申込締め切り日にTOEICに申し込んでも、テスト当日まで1ヵ月半あります。
計画が苦手な私には、1ヵ月半の計画を立てて毎日実行するのもやっとです。
どうせそうなるなら、毎月受ければ途切れず勉強ができて、早く目標スコアに達しやすくなります。
なかなかスコアアップできず、やる気がなくなる・・ということも防げます。
まとめ
以上、毎月TOEICを受けるメリットとデメリットを解説しました。
・半年以内にスコア達成が必要な人
・追い込まれないと勉強できない人
・長期の学習管理/モチベ維持が難しい人
当てはまっている人は、今すぐ次のテストに申し込みしてやる気がある内に、対策を始めましょう!
短期間で確実に点数を取りたい人は、TOEICスクールに通う人もいるので、ぜひ以下の記事も参考にしてください。