単語を覚えるのが苦手で、困っていませんか?
実は、単語帳の作り方一つで、単語が覚えやすく&思い出しやすくなるんです。
そこでこの記事では【単語帳の作り方とコツ】を教えます。
単語帳の作り方
単語帳を作るときのポイントがこちら。
- 記憶に残りやすくする
- 試験や会話で、ちゃんと使える知識にする
そのために以下の項目を書き込みましょう。
【単語カードver.】【ノート・ルーズリーフver.】の順に説明していきます。
単語カードの場合
単語カードに書くのは、これら。
例えば、”remember(覚える・思い出す)”という英単語でカードを作ると、こんな感じ。
イメージの色でマーカーを引く
「思い出す」って、ひらめきっぽいイメージがあったので、今回は黄色にしてみました
色に正解・不正解はありません。
自分のイメージで選んでOK!
意味が似てる言葉を書く
今回は”memory”を書いてみました。
(あえて日本語で書かずに、【英語を英語で覚える】のがコツ!)
記号・カンタンな絵をかく
文字だけよりも、さらに記憶に残りやすくなります。
今回は「考えるマーク」と「豆電球」をかきました。
(絵の上手い・下手は関係ないので、さらっと描けばOK)
反対の意味の単語を書く
セットで覚えると、思い出しやすくなります。
さらに2つ同時に単語を覚えられて、一石二鳥。
(今回の例では、”forget”(忘れる)を書きました)
関連事・自分が知ってることを書く
覚えたい単語に関して、聞いたことあること・先生が授業で言ったこと、何でもOKです。
“hard”(難しい)の単語を覚えるのに、「そういえば、ゲームで『ハードモード」があるな!」と書いてる子もいました。
(今回の”remember”の例では、
ディズニー映画のリメンバー・ミーを観たことあるなあ。あの映画は「ぼくのことを覚えてて」って意味なのか!という感じです)
上記を意識して作った、”remember”の単語帳の例が、改めてこちらです。
ノート&ルーズリーフの場合
単語ノート(ルーズリーフ)を作る場合は、以下がポイントです。
順番に、作り方を説明していきます。
左ページ
まず、【左ページ】から。
ステップ1で書くのは、この3つ
- 英単語
- 絵(記号)
- 関連すること
例えば、“remember”(覚える・思い出す)の単語だと、私ならこう書きます。
大事なポイントを、一つずつ解説します。
ポイント1 色マーカーを引く
単語の意味のイメージの色を選ぶ
「思い出す」って、ひらめきっぽいイメージがあったので、今回は黄色にしてみました。
(厳密ではないので、4~5色を用意して選べばOKです。)
正解・不正解はありません。自分のイメージの色を選べばOK!
ポイント2 記号・カンタンな絵をかく
絵は文字よりも、記憶に残りやすい
今回は「考えるマーク」と「豆電球」をかいてみました。
(上手い・下手は全く関係ないので、さらっと描けばOK)
私がよく使うのは、↑ ↓ 顔の絵文字☺ です。
ポイント3 関連事・知ってることを書く
これをする人は、圧倒的に記憶率がいい
「あの曲名に、今回の単語が入ってたな」「あのゲームで見た言葉だな」など、何でもOK。
私の例の場合は、
(ディズニー映画の「リメンバー・ミー」を前に観たなあ。あの映画は「ぼくのことを覚えてて」って意味なのか!)
という感じ。このひと手間で、他の人と差がつきます。
ポイント4 関連している、他の英単語を書く
次に、関係がある英単語を、いくつか書いていきます。
- 同義語(同じ意味の語)
- 反義語(反対の意味の語)
- 派生語(名詞ver./動詞ver.など)
“memory”の例で見てみると、
英語が得意な人はやっている、超効率的な覚え方
お互いに関連しているので、芋ずる式に覚えやすく、思い出すときもスルスル出てきます。
今回の例では、この2つを書きました。
- “memory”:意味や形が似ている単語
- “forget”:反対の意味の単語
この関連語は、辞書で調べたときに上の方に書いてあります
右ページ
続いて、右ページです。
覚えたい単語を使って、例文を書きます。
ポイント5 例文を作って書く
“remember”の場合は、こんな感じ。
自分で文を作ることで、記憶率&書く力UP
電子辞書や市販の単語帳にも、例文が書いてありますが、それを書き写すのはあまりおすすめしません。
あなたが今まで習った単語・文法を使って、文を作れると◎
普段から自分で文を書くようにしておくと、英検3級~ある英作文でもスラスラ書けますよ。
どうしても必要な場合は、意味も書く
すでに左・右のページに色々ヒントを書いたので、直接的な意味は書かなくても分かるはず。
「あとでこのページを見て、意味がちゃんと思い出せないかも」と思う場合だけ、書けばOKです。
意味も、できるだけ「英語で」書く
(今回は”think back(思い返す)”と書いてみました)
単語帳は、これで完成。
これであなたも単語がどんどん覚えられます。
【おすすめ電子辞書<年代別>】はこちらで紹介しています。
単語帳を作るときのポイント
これから単語帳を作る人は、いかに覚えやすく・思い出しやすいように作るかがコツです。
単語帳の作り方を工夫するだけで、こんな効果があります。
意識する5つのこと
一つずつ解説していきます。
色・絵でイメージ的に単語を覚える
- 単語にカラーマーカーを引く
- 絵や記号をかく
このちょっとのひと手間で、記憶力があがります。
アルファベットの羅列だけだと、意味を思い出しにくいですよね。
色や絵が一緒だと、試験でその単語をみたときに、
日本語訳は極力使わない
意味を日本語で書き込むのは、私はおすすめしません。
英語を日本語に訳す癖がついてしまうからです。
訳す癖がつくと、こんなデメリットが。
- 頭で日本語に訳す癖がついてしまう
- 英語を読むのが遅くなる
- 速いリスニングに、ついていけなくなる
「日本語を使わないなんて、難しすぎるよ….」という気持ち、よく分かります。
そんな人にはこちら↓
ぜひ、自分が気に入った電子辞書を使ってみてください。
(私は高校生のとき、電子辞書のおかげで勉強がとっても楽しくなりました)
「どの電子辞書を買えばいいの?」と聞かれるので、おすすめをまとめました。
学習動画が観れたり単語帳を作れるなど、高性能なものが色々あります。
【おすすめ電子辞書<年代別>】
関連事を書き、思い出しやすくする
覚えたい英単語にまつわる事・覚え方を書くのも、単語帳作りのコツです。
- 例)”different”の欄に「difficultと間違えやすい!」とメモする
- 例)”win”の欄に「ゲームで勝ったときに見るwinnerの”win”」
このように、単語に関する事なら、何でもOK!
自分が既に知っていることと結びつけることで、圧倒的に単語の記憶力があがります。
例文は自分で考えて書く
ノートで単語帳を作る場合は、右ページに例文を書く、と説明しました。
面倒に思う人もいるかもしれませんが、この作業がカギになります。
いざ例文を書こうとすると、意外とスラスラ書けないもの。
「後ろにつくのはat?in?」「スペルこれで合ってるかな?」
と考えたり調べる作業をしているうちに、気づくと単語がすでに記憶に残りはじめていますよ。
私はノートでなく単語カードにも、例文を書いています
詰めずに、数行あけて書く
ノートに単語帳を作る人は、数行あけて次の単語を書くようにしましょう。
- 詰まっていると見にくい
- 後から追加情報を書き込める
「東大生のノートの取り方」などでも言われていますが、余白がある方が見やすいです。
せっかく作ったのに覚えにくい単語帳になってしまうと、努力も時間ももったいないかなと思います。
また、余白があると、後から書き込むことができます。
- 自分が解けなかった問題文を、例文欄に書く
- 新しく習った同義語をつけ足す など。
なので、余白を取って、単語を書いていくようにしましょう。
まとめ
今回説明した、【単語帳の作り方のポイント】をまとめると
- 色と絵/記号を使う
- できるだけ日本語の意味は書かない
- 関連情報(同義語、反義語など)を書く
- ノートは見開きで使う
- 例文を自分で考える
- 余白をとる(特にノートの場合)
これらのコツを使って、ぜひ英語が得意な自分をゲットしてください。
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