「いくら勉強を頑張っても、英語ができるようにならない。」
「なぜか英語への苦手意識が強い。」
これは能力の問題ではなく、ちゃんとした理由があります。
そこで今回は【英語が苦手な人の共通点や】を200人以上を教えた経験と、言語学的な視点から解説します!
- 英語が苦手になる理由5つ
- 英語が苦手な人が今からできる上達法5つ
- 英語が得意な人との違い
自分が英語が苦手な本当の理由を知れば、克服に繋がります!
英語が苦手な理由
日英語が苦手になってしまうのには、主に以下の要因があります。
5つすべての理由が当てはまる人は多いですが、実感している人もいれば、無意識で気づいていない人もいます。
みなさんはどれに当てはまりますか?
英語と日本語の違いにつまずいてる
日本語と英語は、言語の種類(属性)が大きく違います。
例えば「韓国語と日本語」「スペイン語と英語」は属性が同じ=ルーツ(起源)が同じなので似ています。
ですが日本語と英語は、違う種類の言語です。
実際に日本語と英語は、単語、文法、発音、文字などが全然異なります。
- TH、R、Vなど日本人には発音や聞き分けが難しい音がある
- 語順も違う
- アルファベットと漢字も異なる
そのため、言語学的にも日本語話者が英語を習得するのは、他の言語に比べて難しいと言われています。
こんなにも違う言語なので、その概念の違いを中々受け入れられない人は、英語の仕組みが理解できないので苦手になってしまいます。
英語を難しいと感じるのは、言語学的にも証明されています。あなたのせいではありません!
英語のアルファベットと違い平仮名、カタカナ、漢字があり、日本語独特の表現があり、日本語らしく発音するのにも苦戦する人は多いです。
日本人が英語を得意になるには、この種類の違いを理解した上で学ぶことです!
留学も海外旅行も一度も経験せずに、英語がペラペラになる人はそれを実践しています。
実際に英語を使う機会がない
英語を使う機会がないと、いくら単語を覚えてもそれをアウトプットできないので、英語が上達しません。
言語の習得には、アウトプットとインプットの両方が必要です。日本の学校は単語や文法を学ぶインプットが中心なので、それ以外で自分で英語を使って話す環境が要ります。
ですが英語が苦手な人の多くが、その機会がありません。
学校でALTの先生と積極的に話したり、海外の友達と英語でチャットをしたり、仕事で英語のメールや会議をしたり。
そのため、元から英語が得意でなくても、初めは上手く話せないけれど、間違いを気にせずにたくさん話す内に上達できるのです。
英語の必要性を感じない
先程触れた、「生活で英語を使う機会が少ない」にも繋がりますが、自分に英語の必要性がないと思っている人は、英語を学ぶことに抵抗があり、苦手になってしまいます。
英語がなくても既に不自由なく生活できているので、英語を学ばされている、と受け身になってしまいます。そして特に中学生や高校生は、「将来英語ができた方がいい」と言われても、今の時点ではそれが実感できません。
「好きこそものの上手なれ」と言いますが、英語に対して意欲がないと、やらないから苦手になる、苦手だからやりたくない・・の悪循環になってしまいます。
英語の成功体験が少ない
英語を使って友達ができた!人助けができた!旅行が何倍も楽しくなった!
このような体験が一度でもあると、英語を学ぶことに意欲的になれます。
学んだ英語を実際に使えたり、コミュニケーションがとれた成功体験によって「私も英語が話せるかも!」と思えます。
ですが、その体験がない人は、自分が英語ができる実感が持てず、英語が苦手だと感じてしまうのです。
学校の教え方が合わなかった
日本の英語教育のやり方が原因で、英語の苦手意識が生まれてしまうケースが多いです。
英語は「単語は暗記するもの」「一語一句間違ってはいけない」という認識になってしまうので、人は英語を学ぶ楽しさを感じられません。
本来英語は人と会話するためのツールなので、テストや受験を目的にした暗記型の教え方では、本当に英語ができるようにはなりません。
そのため、テストの点が取れなかったり、求められている解答ができない人は、自分は英語が苦手なんだと感じてしまいます。
英語の苦手を克服する方法
英語が苦手な人が「英語が分かる!楽しい!」と思える5つの克服法を紹介します。
「日本語と英語は違うもの」と受け入れる
まずは、「日本語と英語は全く異なるもの!」と受け止めましょう。そうするだけで、英語の仕組みが理解できなくても、モヤモヤしなくなります。
私も200人以上に英語を教えましたが、英語ができるようになる人は、例外なく「英語はそういうもの」と捉えています。
「どうしてこの語順なの?この表現をするの?」と頭で理解しようとする間は、日本語と英語を比べてしまっています。
ですが、さきほど説明したように、英語と日本語は概念が全く異なる言語です。
無理に説明を求めようとせず、「英語はこういうものなんだな!」と思えると、英語脳になるので英語をぐんぐん吸収できます
リバティイングリッシュについて、こちらで詳しく紹介しています!
歌で楽しく英語に触れる
「日本での生活は、英語に触れる機会が少ない」と先程説明しましたが、他国と比べると少ないだけで、ゼロという訳ではありません!
むしろ、意識して生活してみると、意外にも英語はそこら中にあります。
カタカナの単語の大半が英語ですし、電車のアナウンスや街の表記も英語でされています。
身近な英語に興味を持つ第一歩としておすすめなのが、歌で英語に触れることです。
洋楽でなく、まずはJ-POPやK-POPでもOKです!
・「君はシンデレラガール My precious one」
→precious「大切な」
→oneは1だけじゃなくて、「~のもの・人」を表すこともある!
・「You’re the only flowering heroine」
→ onlyの前のtheの発音は「ディ」になってる?
→母音の前はtheの発音が変わる!
・「 I wanna be your sunshine」
→wannaはwant toの略
→wanna/ want toの直後はam/ is じゃなくてbeになる!
このように、歌を通して様々なことが学べます。
英語に興味を持つことや、少しでも多く触れることが英語を得意にするカギなので
教科書を使った勉強法に抵抗がある人に、歌での学習はおすすめです。
初心者にもおすすめの洋楽や、勉強の手順はこちらで紹介しています。
目標を見つける
目標があると、積極的に英語に取り組むので、結果的に上達できます。
英語が苦手になる理由として説明したように、「自分に英語は必要ない」と思っている状態で無理やり勉強しようとしても、英語は得意にはなりません。
そこで、目標を見つければそのために英語が必要だ!と思えるので、英語に心を開いて取り組めます。
英語に積極的に取り組むと、より長い時間英語に触れる。言語学的にも英語に多く触れるほど、上達していくので、苦手を脱却できます。
- 海外の色んな場所を訪れてみたい
- 海外にいる親戚・友達に会いに行きたい
- 好きな歌手、選手の英語を理解したい
- 好きな映画を英語だけで観れるようになりたい
- 英語を使って仕事ができたら、かっこいい
英会話スクールに行ってみる
英語が苦手な人こそ、英会話スクールに行ってみるのもおすすめです。
学校で苦い思いをしたことの繰り返しになるんじゃないか、と思う人もいるかもしれません。
ですが英会話スクールは学校とは違い、少人数や個別で授業を受けられるので、より自分に合ったペースで学べます。また、英語だけでなく勉強の仕方にもアドバイスをくれ、先生が合わないと感じたら変えてもらうこともできます。
通うことにハードルを感じる人は、体験レッスンを受けるだけでもOK!
体験してみると、少しでも通じる楽しさや、逆にもどかしさも感じます。それらがもっと英語を話せるようになりたい!と思うきっかけになりますよ。
苦手だからこそ留学する
思い切って留学をするのも手です。
「留学は、ある程度英語が話せる人がするもの」そう思っていませんか?
私は自分自身の経験から、英語ができない人ほど留学にいってほしいと思っています。
初心者向けの留学プログラムもあるので、気になる人はぜひ海外の留学生活をチェックしてみてください。
まとめ
- 英語と日本語の根本的な違いに戸惑う
- 英語を使う機会がない/必要性を感じない
- 英語で上手くいった成功体験がない
- 学校の英語教育で苦手意識ができた
- 英語と日本語は全く異なるものだと理解する
- 歌で気軽に英語に触れる
- 英語が活かせる目標をみつける
- 英会話スクールで自分に合った学習をする
- 英語が苦手だからこそ留学する