【もう迷わない!】英語エッセイの書き方&構成ルールを解説

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英語でエッセイを書くのは、日本語とは違うルールもあって難しいですよね。

特に海外の学校では、正しく書かないと「他人の言葉を盗用した」とされて、停学になるケースもあるので注意が必要です。

そこで今回は【エッセイの書き方】を初心者・中級者に分かりやすく解説します!

この記事はこんな人におすすめ!
・エッセイの書き方の基礎が知りたい
・アカデミックに書けるようになりたい
・迷わず書けるようにしたい
英語のエッセイは基礎をおさえれば、それを応用して、より長いものを書くことも可能です。
これを読んで、みなさんもエッセイの質をUPさせましょう!
プロフィール
プロフィール
M

・TOEIC960点
・元大手英会話スクール講師
・アメリカ留学(高校/大学 計2年)

英語のエッセイの基本

さっそく、エッセイの基本的な構成を説明します。

  1. 英語と日本語のルールの違い
  2. 全体の構成
  3. メイン(理由)の書き方
この3つに分けて解説します!

エッセイは日本語の作文の真逆!

日本語では【起承転結】が好まれ、学校でも作文を書くときにそれを習います。いきなりメインパートを言ってしまうと、つまらないので、前置きをして話を盛り上げてから、大事なことを言ったりしますよね。

ですが英語で好まれるのは、その逆です。最初に結論を言って、その後詳しく説明します。

この違いを意識して、エッセイを書きましょう!

全体の構成

続いて、エッセイの内容の順番を説明します。エッセイは、大きく分けて以下の3つで構成されています。

一つずつ詳しく説明していきます。

①序論(Introduction)

エッセイは序論(Introduction:略Intro)から始まります。
序論の目的:読む人にエッセイのテーマを伝える

初心者の人は、序論は一段落でOKです。

冒頭:読み手の興味を引くような文章(hook)

最後:序論の最後の一文は、主張文(Thesis statement)

【序論Intro例】
<hook>最近イチゴのフルーツ飴が若い世代の間で流行っている。イチゴは○○が行った「こどもに人気な果物ランキング」で一位だった。
~~~
<主張文>イチゴがこどもに人気なのは、①甘さ②見た目の、二つの理由がある。
M
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主張文は目次の役割なので、本文に書いてあるのと同じ順で理由①②を書きます

序論<応用編>

よりアカデミックなエッセイを書く人は、以下もIntroに含めることができます。

・そのテーマについて論じる重要性、話題性
・本文で出てくるキーワードの定義づけ
例えば、「イチゴはこどもに人気だ」というテーマの場合、【こども】という定義が曖昧です。
誰を「こども」として論じるかを明確にすると、より良いエッセイになります。
【例】このエッセイではこどもを「日本の10~15歳」と定義して論じる。

本文(Body)

続いて、本文は2段落以上で構成されます。(段落:複数の文から成る、かたまりのこと。)

本文の目的:主張を裏付ける証拠を提示する
なぜ自分の主張が正しいのか、その根拠を説明するのが本文です。
理由を2つ書き、本文は合計2段落が、一番基礎的なエッセイの構成です。
【本文Body例】
<理由①>イチゴは甘いから子どもに人気。イチゴは他の果物より糖度が高い。実際、イチゴ〇度。みかん〇度。~~
<理由②>イチゴは若者に好かれる見た目をしている。はっきりとした赤色は目に留まりやすく、丸いフォルムは~~~。
本文<応用編>
長いエッセイでは理由の根拠を複数提示するので、段落の数も必要な数だけ増えます。
また理由を2つ以上書くことや、反論を書くパターンもあります。
【例】理由② イチゴは若者に好かれる見た目
段落1:赤色は印象に残りやすい色で~
段落2:赤と緑のコントラストが~
段落3:丸いフォルム(こどもに人気なキャラクターも~)
段落4:手に持ちやすく食べやすい形が~
【反論例】確かに、ぶどうも糖度が高く子どもに好まれる丸いフォルムをしている。しかし、イチゴはケーキに使われることが多いため、親しみを感じやすく~~~。 
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本文(Body)の各段落で、一文目をTopic Sentenceと呼びます。その名の通り、その段落のトピック(内容)を一文目に簡潔に書く必要があります。

結論(Conclusion)

エッセイの最後は、結論(Conclustion:略Con)で締めます。

結論の目的:エッセイの内容の総括
結論はエッセイ全体のまとめなので、新たなことは書かずに、本文の内容を短く要約しましょう。
結論の一文目に主張を書き、それを裏付けた理由をまとめて書きます。
【結論Conの例】
<主張>このように、イチゴは①甘くて②子どもが親しみある見た目をしているので、日本の子どもに人気な果物と言える。<理由1>糖度は他のフルーツより〇度高く~~。<理由2>また、子どもが好む見た目の~~という条件をイチゴは満たしている。

本文(Body)の書き方

エッセイの全体の流れが分かったところで、もう少し細かい構成を説明します。

本文(Body)では自分の主張を裏付ける理由を書きます。基礎的なエッセイではBodyは2段落です。

それをどう書いたらよいか、詳しく説明しいきます!

ポイント:Body内も【序論→本文→結論】の流れを意識して書く
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理由①の段落の中に、さらにミニエッセイを書くイメージです。

そのやり方を当てはめてBodyに主張の2つ理由を書く場合、一つ目の理由=1段落目はざっと以下のようになります。
【Body1段落目の例】
<序論・主張>イチゴが子どもに人気な理由の1つ目は、その甘さ。イチゴは他の果物より糖度が高い。<本文・理由>イチゴ〇度、みかん〇度~~。10代前半はお菓子やデザート、ジュースなど甘いものを好む傾向がある。~~<結論>そのため、子どもは他の果物より甘いイチゴを好む。
このように、本文の段落もエッセイ全体と同じ流れにしましょう。
理由②も同じように書けばOKです。

エッセイを書くときの注意点

英語でエッセイを書くときは、以下のポイントに注意しましょう!
注意1 必ず下書きを書く
注意2 自分の考え/他人の考えを区別する
注意3 同じ英語ばかり繰り返さない

注意1 必ず下書きを書く

必ず下書きをして、構成をはっきりとさせてから、本書きに入りましょう。

特にエッセイに慣れていない人ほど、「時間がもったいない」と下書きをせずに、いきなり書き始めます。

ですが、書いているうちに論点がずれたり、説得力がないエッセイになってしまいます。

アメリカの学校では、レポートの課題のときに、まずは下書き(draft)だけ提出させます。
1週目に「下書き提出」2週目に「より詳しい下書き提出」3週目に「本文の1段落目」・・・

こうやって生徒にエッセイの書き方を覚えさせるほど、下書きは重要です。
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下書きはまずは箇条書きでOKです。特にBodyの理由や、その具体的根拠をどう示すかを書き出しましょう。

注意2 自分の考え/他人の考えを区別する

特に高校や大学のレポート課題で重要なのが、自分の考え以外には「○○によると」などと出所を明記することです。

そうしないと「盗用(plagiarism)」となり、ワザとでなくても深刻な場合は停学になることも。

以下の場合には必ず情報の出所を書きましょう!

【出典が必要なケースの例】

  • 他人の言葉をそのまま引用する
  • 他人の言葉を言い換える
  • 他人の意見に言及する
  • 調査結果を用いる など

他人のアイデアには出所を示す。と一見シンプルなようですが、日本人はやり慣れていないので、知らぬ間に盗用してしまう人が多くいます。

自分のオリジナルの考え以外には全て出典をつけるので、一文ごとに出所表記がつくこともあり、大袈裟に感じるかもしれません。

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私もその書き方に、なかなか慣れませんでした。

でもエッセイのルールとして必要なことなので、情報の出所は明記してくださいね!

(本格的なエッセイでは、最後のページで「出典リスト」を載せます。)

注意3 同じ表現を多用しない

エッセイを書くときに気をつけたいことの3つ目は、同じ単語や文型、表現の多用です。

同じ英語を繰り返し使うのは禁止行為ではないですが、より質の良いエッセイを書きたい人は、避けましょう。少し意識するだけで、ぐんと良くなりますよ!

では以下の文は、何が悪いでしょうか。

Children prefrer sweet fruits. Also, children like sweets and juice. So, children like strawberries.
・【children】という単語を多用している
・【主語(children)&動詞】の文型を繰り返している
・特に名詞や動詞は、類語を使って言い換える
・主語を変えると、表現が多様になりやすい

エッセイは添削してもらって質を上げる

自分で書いていても、正しくできているのか、何をどう直すべきかわからない人は多いのでは。

私は大学生のとき、書いても書いてもエッセイの点数が上がらなくて、自信を無くしていました。

上達しなかった理由は、添削を受けていなかったからです。

正解がよくわからないから、自分流で書いていることに、全く気づけなかったんです。

エッセイの質を上げる一番の近道は、添削を受けること!

添削してもらう方法

自分のエッセイを添削してもらう方法はいくつかあります。

  • 大学のTA(アシスタント)にお願いする
  • 先生に相談してみる
  • オンラインの添削サービスを使う

学校でTAや先生など、身近に頼める人がいる人は、ぜひ勇気を出して持って行ってみてください。

「頼める人が近くにいない!」という場合も大丈夫。

スマホやパソコンで簡単にできる添削サービスがあります。
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回数チケットを買って、好きなタイミングで添削を受けられます。

エッセイの課題はもちろん、英検の英作文対策や、トピックを選んで練習することもできます。

提出からアドバイスの確認まで、スマホでも可能なので、通学中に電車でサクッとできるのもポイントです。

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まとめ

以上、エッセイの構成と書くときの注意点を、説明しました。エッセイの流れをまとめると、このようになります。

また、書くときは以下のことにも注意しましょう。

・必ず下書きをして構成を練る
・自分のアイデア/他人のアイデアを区別する【盗用に注意】
・同じ表現を多用しない
おすすめした添削サービスは、フルーツフルEnglishです。
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