英語でエッセイを書くのは、日本語とは違うルールもあって難しいですよね。
特に海外の学校では、正しく書かないと「他人の言葉を盗用した」とされて、停学になるケースもあるので注意が必要です。
そこで今回は【エッセイの書き方】を初心者・中級者に分かりやすく解説します!
・エッセイの書き方の基礎が知りたい
・アカデミックに書けるようになりたい
・迷わず書けるようにしたい
英語のエッセイの基本
さっそく、エッセイの基本的な構成を説明します。
- 英語と日本語のルールの違い
- 全体の構成
- メイン(理由)の書き方
エッセイは日本語の作文の真逆!
日本語では【起承転結】が好まれ、学校でも作文を書くときにそれを習います。いきなりメインパートを言ってしまうと、つまらないので、前置きをして話を盛り上げてから、大事なことを言ったりしますよね。
ですが英語で好まれるのは、その逆です。最初に結論を言って、その後詳しく説明します。
この違いを意識して、エッセイを書きましょう!
全体の構成
続いて、エッセイの内容の順番を説明します。エッセイは、大きく分けて以下の3つで構成されています。
一つずつ詳しく説明していきます。
①序論(Introduction)
初心者の人は、序論は一段落でOKです。
冒頭:読み手の興味を引くような文章(hook)
最後:序論の最後の一文は、主張文(Thesis statement)
<hook>最近イチゴのフルーツ飴が若い世代の間で流行っている。イチゴは○○が行った「こどもに人気な果物ランキング」で一位だった。
~~~<主張文>イチゴがこどもに人気なのは、①甘さ②見た目の、二つの理由がある。
主張文は目次の役割なので、本文に書いてあるのと同じ順で理由①②を書きます
序論<応用編>
よりアカデミックなエッセイを書く人は、以下もIntroに含めることができます。
・本文で出てくるキーワードの定義づけ
本文(Body)
続いて、本文は2段落以上で構成されます。(段落:複数の文から成る、かたまりのこと。)
<理由①>イチゴは甘いから子どもに人気。イチゴは他の果物より糖度が高い。実際、イチゴ〇度。みかん〇度。~~
本文<応用編>
段落1:赤色は印象に残りやすい色で~
段落2:赤と緑のコントラストが~
段落3:丸いフォルム(こどもに人気なキャラクターも~)
段落4:手に持ちやすく食べやすい形が~
本文(Body)の各段落で、一文目をTopic Sentenceと呼びます。その名の通り、その段落のトピック(内容)を一文目に簡潔に書く必要があります。
結論(Conclusion)
エッセイの最後は、結論(Conclustion:略Con)で締めます。
<主張>このように、イチゴは①甘くて②子どもが親しみある見た目をしているので、日本の子どもに人気な果物と言える。<理由1>糖度は他のフルーツより〇度高く~~。<理由2>また、子どもが好む見た目の~~という条件をイチゴは満たしている。
本文(Body)の書き方
エッセイの全体の流れが分かったところで、もう少し細かい構成を説明します。
本文(Body)では自分の主張を裏付ける理由を書きます。基礎的なエッセイではBodyは2段落です。
それをどう書いたらよいか、詳しく説明しいきます!
理由①の段落の中に、さらにミニエッセイを書くイメージです。
<序論・主張>イチゴが子どもに人気な理由の1つ目は、その甘さ。イチゴは他の果物より糖度が高い。<本文・理由>イチゴ〇度、みかん〇度~~。10代前半はお菓子やデザート、ジュースなど甘いものを好む傾向がある。~~<結論>そのため、子どもは他の果物より甘いイチゴを好む。
エッセイを書くときの注意点
注意1 必ず下書きを書く
必ず下書きをして、構成をはっきりとさせてから、本書きに入りましょう。
特にエッセイに慣れていない人ほど、「時間がもったいない」と下書きをせずに、いきなり書き始めます。
ですが、書いているうちに論点がずれたり、説得力がないエッセイになってしまいます。
1週目に「下書き提出」2週目に「より詳しい下書き提出」3週目に「本文の1段落目」・・・
こうやって生徒にエッセイの書き方を覚えさせるほど、下書きは重要です。
下書きはまずは箇条書きでOKです。特にBodyの理由や、その具体的根拠をどう示すかを書き出しましょう。
注意2 自分の考え/他人の考えを区別する
特に高校や大学のレポート課題で重要なのが、自分の考え以外には「○○によると」などと出所を明記することです。
そうしないと「盗用(plagiarism)」となり、ワザとでなくても深刻な場合は停学になることも。
以下の場合には必ず情報の出所を書きましょう!
【出典が必要なケースの例】
- 他人の言葉をそのまま引用する
- 他人の言葉を言い換える
- 他人の意見に言及する
- 調査結果を用いる など
他人のアイデアには出所を示す。と一見シンプルなようですが、日本人はやり慣れていないので、知らぬ間に盗用してしまう人が多くいます。
自分のオリジナルの考え以外には全て出典をつけるので、一文ごとに出所表記がつくこともあり、大袈裟に感じるかもしれません。
私もその書き方に、なかなか慣れませんでした。
でもエッセイのルールとして必要なことなので、情報の出所は明記してくださいね!
(本格的なエッセイでは、最後のページで「出典リスト」を載せます。)
注意3 同じ表現を多用しない
エッセイを書くときに気をつけたいことの3つ目は、同じ単語や文型、表現の多用です。
同じ英語を繰り返し使うのは禁止行為ではないですが、より質の良いエッセイを書きたい人は、避けましょう。少し意識するだけで、ぐんと良くなりますよ!
では以下の文は、何が悪いでしょうか。
エッセイは添削してもらって質を上げる
私は大学生のとき、書いても書いてもエッセイの点数が上がらなくて、自信を無くしていました。
上達しなかった理由は、添削を受けていなかったからです。
正解がよくわからないから、自分流で書いていることに、全く気づけなかったんです。
エッセイの質を上げる一番の近道は、添削を受けること!
添削してもらう方法
自分のエッセイを添削してもらう方法はいくつかあります。
- 大学のTA(アシスタント)にお願いする
- 先生に相談してみる
- オンラインの添削サービスを使う
学校でTAや先生など、身近に頼める人がいる人は、ぜひ勇気を出して持って行ってみてください。
「頼める人が近くにいない!」という場合も大丈夫。
- 文部科学省等後援の「日本e-Learning大賞」受賞
- 自由作文の添削もOK
- サービスの有効期限なし!自由なペースでできる
回数チケットを買って、好きなタイミングで添削を受けられます。
エッセイの課題はもちろん、英検の英作文対策や、トピックを選んで練習することもできます。
提出からアドバイスの確認まで、スマホでも可能なので、通学中に電車でサクッとできるのもポイントです。
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まとめ
以上、エッセイの構成と書くときの注意点を、説明しました。エッセイの流れをまとめると、このようになります。
また、書くときは以下のことにも注意しましょう。
・自分のアイデア/他人のアイデアを区別する【盗用に注意】
・同じ表現を多用しない
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