英語が全く分からず、どうしたらよいか悩んでいる学生や、その保護者の方。
今回は、英語が苦手な学生ができるようになる方法をお伝えします!
・中学校の英語が全くわからない
・英語を一から始める勉強法を知りたい
・苦手な英語を得意にしたい
私は4年間の中学生の指導経験があります。また、私自身が学生のときは、塾に通わずに常に英語の成績は5を取っていました。そこでこの記事では、先生と学生両方の視点から、英語ができるようになる勉強法を説明していきます!
そもそも英語が苦手な理由を考える
勉強法についてお話しする前に、なぜ英語が苦手なのかを考えましょう。
「英語が嫌い」という人も、「頑張っているけどできるようにならない」という人も、なにか理由があるはずです。
その原因が分かれば、解決策のヒントになりますよ。
みなさんはどれに当てはまりますか?
1 今まで馴染みがなくて、苦手意識がある
今まであまり英語に触れる機会がなかったため、英語自体に抵抗があるという学生もいます。
生活で触れることが少なかったのに、中学生になって急に本格的に英語の勉強が始まって、戸惑ってしまいますよね。
苦手だから分からない、分からないから勉強する気にならない、のサイクルになっていませんか?
そんな人も英語ができるようになる方法を、この記事の後半で紹介しますので、安心してください!
2 勉強方法が分からない
英語をどう勉強したら良いかが分からない、というケースもあります。
数学は方程式を暗記して当てはめればいいし、理科も歴史も暗記すれば良い。でも英語はそうもいかない。。
そんな人は、英語に合った勉強法が分かれば、ぐんぐんできるようになりますよ!
3 英語の必要性を感じない
なぜ英語ができる必要があるのか。そこに疑問があるから、勉強に気が進まない学生は大勢います。
大人は「テスト、受験、高校、大学、将来のため」と言いますが、本人がそこに英語の必要性を実感できないと興味も出ませんし、モチベーションもあがりません。
4 英語は興味があるが、学校の英語は分からない
英語は興味があって、何となく好きだったけど、中学生になって英語が難しくなった。
というパターンもあります。
せっかく興味があるのに、文法用語で埋め尽くされた学校での教え方に、付いていけなくなってしまうんです。
そういう人は、取り組み方さえ工夫すれば、英語を得意にできます!
英語が全くわからないときの勉強法5つ
英語が全くわからない学生も、自分に合った方法が見つかれば、誰でも英語を得意にできますよ!
今までと同じように、問題集をひたすら解いたり嫌々塾に通うやり方では、何も変わりません。英語が苦手な学生に必要なのは、型にはまらない勉強法です!
好きこそものの上手なれと言いますが、英語が好きになるきっかけ作りが一番大切です。
1 好きなことを、英語でやる
2 英語が必要な理由を見つける
3 映画、ドラマ、歌
4 ホームステイ・留学をする
5 英会話に行ってみる
一つずつ説明するので、やってみたいなと思うものを見つけてくださいね!
1 好きなことを、英語でやる
好きなことに英語を絡めてやるのが一つ目の方法です。今やっていることを、英語で行うのです。
好きなことに費やす時間は長いので、英語に触れる時間を作れます。また、英語だけに取り組むのに抵抗があっても、好きなことと一緒なら始めやすいですよ!
例えば、
オンラインゲームで海外の人と会話をしてみる。
英語の実況解説をYoutubeで見る。
好きなYoutuberの動画を、英語字幕を付けて鑑賞する。
全てを英語に切り替えるのは抵抗があるかもしれません。まずは、10分から始めてもOKです!
少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
・英語を日常に取り入れることで、抵抗をなくせる。
・自然な英語に長く触れることで、英語の感覚が身につく。
・使用頻度が高い単語から、自然と覚えていける。
2 英語が必要な理由を見つける
学生は自分にとって必要だと思えば、やる気が出ます。なので、英語が必要な理由が分かれば英語に意欲的になれます。
大人でも仕事で「何に役立つか分からないけど、とりあえずこれ覚えてね」と言われたら、絶対にやりたくないですよね。
学生は、今まで英語の必要性を感じる機会が少なかった人が多いです。それに、「将来必要だから」と言われても今はまだその状況が想像できないんです。
英語が必要だと思う理由は、人それぞれです。みなさんが当てはまるものはありますか?
・外旅行で色んなところに行って楽しめる
・英語ができると就ける仕事の選択肢が増える
・ゲットできる情報量が圧倒的に増える
・自分のYoutubeを日本人以外にも見てもらえる
・長期的な目標が見つかるので、モチベーションが続きやすい
・試験や受験だけのための英語でなく、実用的な英語が身につく
詳しく説明していきます!
本場でスポーツ観戦をしたり、世界の絶景を見たり、各国の人と仲良くなったり。
英語ができれば、日本では見られない世界をさらに自由に楽しめますよ。
やりたい仕事が見つかっても、英語力が必要だから諦める。なんて状況はもったいないですよね。
例えば、ゲームの作り手になりたいけど、外国人と英語で働くから自分にはできない。こうなってしまいます。
お医者さんになれたけど、患者さんとコミュニケーションを取るために英語が必要になって、大人になってから慌てて英語を勉強している。という人もいます。
今から英語に取り組んでいれば、自分の好きな仕事に専念できますよ。
世界には日本語より英語の情報量の方が圧倒的に多いです。
例えば好きな洋画や音楽、スポーツ、ゲームの情報も英語なら一早く知れます。映画の公開日もアメリカが先だったり、新曲やスポーツ、ゲームの解説動画も、英語でされているものが、たくさんあります!日本語には訳されないものも多いので、英語が出来ればより多くの情報を得られますよ。
Youtubeをやりたいと思っている人は、これから英語は欠かせなくなりますよ。日本語より英語を話す人口の方が多いので、英語ができればより多くの相手に動画を届けることができます。
実際に、今日本の人気Youtuberも自分で英語字幕をつけ始めています。意識して観てみると、意外とたくさんいますよ!字幕機能は上手く行かないことが多いので、正しく伝えるために、みんな自分でつけているんです。
3 映画やドラマ、歌を英語でも楽しむ
映画、ドラマ、歌を通して英語に触れるのも、英語を得意にできる勉強法です。
私が今までに出会った、留学を一度もせずに英語がペラペラになった人はみんな、映画や歌を英語で鑑賞していました。
元の作品が英語じゃなくてもいいんです!いつもの映画を英語音声で観たり、英語版の歌詞を読んだり。
勉強だと気が重くても、好きな映画や歌なら、気軽に英語に触れられますよ。
やり方の例を紹介します。
歌詞に出てきた英語の意味を調べてみる。
「(曲名)+ lyrics」で検索して英語訳を読んで、日本語と比べる
今見ている映画やドラマを英語音声で観る。字幕は日本語でもOK。
(日本語音声&英語字幕だと、字幕が速くて英語を読めずに進んでしまうので、おすすめしません)
慣れてきたら、英語の意味を意識して何度も繰り返し観ると、さらに効果的です。
洋楽アーティストで気になった曲の歌詞を見る。単語の意味を調べる。発音をマネして歌う。
英語学習におすすめの洋楽や、効果的な学習の仕方はこちらで詳しく説明しています!
・映画やドラマ、歌の内容をすでに知っていると、英語が紐づきやすく記憶に残る
・色んな作品があるので、飽きずに楽しめる
・英語の音声と字幕があり、勉強しやすい
4 ホームステイ・留学をする
ホームステイや留学は、英語が苦手な学生にこそ、おすすめです。
話せるようになるまで待つ必要はありません!少しでも若いうちに行くことで、大人以上に英語を吸収できますし、経験がその後の大きな財産になります。
海外で色んな人に出会うことで、英語が話せるとたくさんの人とコミュニケーションがとれると、身をもって感じることもできます。英語は試験のためのものではなくて、実際に人と繋がれるツールなんだと学生の内に気づければ、英語を学ぶ意味ができますよ。
私自身、小学6年生のときにアメリカに1ヵ月ホームステイをしました。まだ英語の授業はなかったので、文法も何も知らずに行きました。毎日楽しかったけど、ホストファミリーともっと深く会話できたらよかったな。その経験がきっかけで「英語が話せるようになりたい!」と思うようになり、結果的に英語で仕事をするまでになりました。
・英語が実際にどう必要なのか、体感できる
・英語だけでなく、海外の文化にも興味が出る
・考え方が柔軟な学生の内に、広い価値観に触れられる
ホームステイについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
5 英会話に行ってみる
英会話に通ってみるのも、英語が苦手な学生が変わるきっかけになり得ます。
塾ではなくて大手英会話スクール【シェーン英会話】などの英会話スクール、というのがポイントです。それは、ホームステイと同じで、英語を使ってコミュニケーションをとる楽しさを感じる機会になるからです。
学校の英語の授業は、自然な会話ができる機会がほとんど無く、生徒の数も多いので英語を発する時間も少ないです。
一方で英会話スクールでは、英語を話す時間が確保されていて、少人数なのでネイティブの先生とより深く関われます。あの先生ともっと話したい!英語が通じると楽しい!そう思えれば、自然と英語に興味が出ますよね。
・国内に居ながら、英語を使う体験ができる
・先生に褒めてもらえるので、モチベーションが続きやすい
まとめ
今回は、英語が全くわからない学生におすすめの勉強法を紹介しました。
ポイントをまとめると、
まずは、英語に興味を持つきっかけ作りをしてみましょう。気軽にできそう、と思うものからでいいので、やってみてください!それが自分に合っていなければ、他の方法を試していけばOKですよ。
英語で悩んでいるみなさんに、少しでも「自分にもできるかも!」と思ってもらえたら嬉しいです。