「TOEICを受けた方が良いと聞くけど、実際どうなの?」そう疑問に思いますよね。
テストを受ける時間やお金も無駄にしたくない。
そんな、受けるべきか迷っている方のために、何度も受けて960点を取った私が思う【TOEICの本当のメリット】をお話しします!
この記事はこんな人におすすめ!
・自分がTOEICを受けるべきか知りたい
・TOEICを持つメリットを知りたい
・スコアの活かし方を知りたい
TOEICとは
TOEIC(正式名称「TOEIC Listening & Reading」) は、主にビジネスシーンを想定した、聴く力と読む力を測るテストです。受験者は、大学生や社会人が多いです。
TOEICの主な特徴
- 計200問(2時間)
- マークシート(記述問題なし)
- 最低10点、満点990点
- 合否なし(スコア形式)
正確にはTOEICには「Speaking & Writing 」という話す力と書く力を試すテストや、「TOEIC Bridges」という初級者/学生向けの種類もあります。
ですが、一般的にTOEICと呼ばれているのは、リスニングとリーディングのTOEIC Listening & Readingです。
TOEICを受けるメリット
TOEICを受けるメリット9つ
TOEICのメリット【仕事】
TOEICスコアを持っていると、学生や社会人は自分が進む道の選択肢が増えます。
学校や仕事で具体的にどんなメリットがあるか、紹介します。
今TOEICが600点以下の方は、ぜひ半年頑張って800点を目指して欲しい。
800点以上有れば、①就活で企業の選択肢広がる
②社内の昇給要件を超える
③転職でグローバル企業の選択肢
④転職で外資系企業にも応募可能こんな良い可能性しかないから、半年は頑張って欲しい。600→800は現実的に可能やで!
— もりぞー (@englishinform) January 17, 2021
就活でアピールできる
TOEIC780点取ってよかったこと。
ビジネスで英語を使えるレベルにはほど遠いのに、外資系の求人もバンバンくるようになった。こんなにコスパいいとは、abceedと2ヶ月に1度のTOEIC投資するだけで、年収大幅増のチャンス得られるなら、出来るだけ早くやるべきだね。
— YUKI@TOEIC勉強 (@YUKI_TOEIC) July 5, 2022
TOEICスコアは、就活で英語力のアピール材料になります。
英語が得意なことを、客観的指標で示すことができます。大手企業でまず書類選考を突破するにも、TOEICのように履歴書に書ける資格は有効的です。
特に学生はみんな似たような経歴なので、企業側は大差がなくて選考に困ることも。そのときに、TOEICのスコアがより高かったため選ばれた、というケースもあります。
就活・転職の選択肢が増える
【TOEICはコスパ最強】
受験料 採用してる会社数
TOEFL 27,000円 750
英検 12,600円 3,880
TOEIC 7,810円 20,151TOEICは一番安いのに、就職・転職の幅が最も広がる。TOEIC頑張って人生変えたい人は、僕をフォローして一緒に高得点を目指そう!
— りんと (@rintoeic) August 18, 2021
一定のTOEICスコアを応募条件にしている企業や業種はあります。
TOEICは160ヵ国で実施しており知名度が高いテストなので、英語力の判断基準の1つとして日本企業でも広く使われています。
特に、まだ自分のキャリアが明確に決まっていない人や、少しでも海外系の仕事に興味がある人は、就活/転職の選択肢が狭くならないように、TOEICを取っておくことをおすすめします。
昇給できる
TOEICを推奨している会社は増えています。
受験料を補助してもらえたり、一定のスコアを取ると昇給できる企業もあります。
受験費用や勉強する労力は要りますが、一度取ってしまえばその後の収入が増えることを踏まえると、メリットの方が大きいと考えることもできます。
TOEICのメリット【英語力】
続いて、英語力の面でどんなメリットがあるかを紹介します。
TOEICは英検とは違うスキルが身につくので、みなさんにとって便利なスキルか考えてみてください。
仕事で使える英語が身に着く
TOEICの問題内容は、ビジネス場面を想定して作られています。
具体的には、同僚との会話/社内アナウンス/顧客とのメール/商品の問い合わせなど。
そのため、出題される単語やフレーズは、そのまま仕事で使えるものばかりです。
仕事で英文を読む必要がある。直接海外の人と話すことはないけど、メールのやり取りで英語を使う。という人にとっても、TOEICのスキルは使えます。
TOEICで得た知識はテストだけで終わらせずに、実際の仕事に活かせることがメリットです。
アメリカ英語以外も聞き取れるようになる
TOEICのリスニング問題は、アメリカ/イギリス/カナダ/オーストラリアの4ヵ国の英語が使用されています。
日本人の多くはアメリカ英語は馴染みがありますが、他の英語は聞き取るのが苦手です。
実際に仕事で英語を使っている人も、同僚やクライアントはアメリカ人ではないという職場は多いです。その場合、TOEICで培う「多様な英語を聞き取る力」が役に立ちます。
英語の速読力がつく
英語を読むとき、一文ずつ頭で訳して時間がかかっていませんか?
TOEICは200問を2時間で解く必要があり、ほとんどの人が最後まで解き終わりません。全て解くには、1問を10秒単位でこなす程のスピードが必要になります。
そのため、今より速く目を動かして理解する練習をしていきます。
その結果、ハイスコアが取れる頃には、必然的に英語を速く読み理解する力が身についています。
TOEICのメリット【その他】
最後に紹介するのは、学習計画や気持ち的な面でのTOEICのメリットです。
目標を立てやすい
昨年TOEICを受けて良かった事。①自分の現状の英語力がわかる。→ ②英語学習のモチベーションになる。TOEICは合否ではなくスコアがでるので次回スコアアップを目指して頑張れますよね。今年はさらなる点数アップを目指して頑張ります!
というわけで勉強はじめます。皆様Have a good night!— Fumi@楽しい英語独学発信中 (@enjoystudyeng) April 18, 2022
「英語の勉強が上手くはかどらない・・」という人に、資格試験はおすすめです。
漠然と「英語を伸ばしたい!」と思っていても、明確なゴールや評価基準がないので、どう勉強したらよいか困ってしまいます。
TOEICでスコアを取るとなれば、まずは問題集を解いて自分の弱点を知れるので、取り組むべきことが分かります。
また、受験日が頑張る期限になるので、先が見えてモチベーションが続きやすいです。
受験に申し込んで、間に合うように計画を立てて勉強をして。テスト後は結果を受けて、次の目標を立てる。TOEICを受けると、そのような学習の指針を作りやすくなります。
留学の選択肢が増える
TOEICスコアを条件の1つにしている留学プログラムもあります。
留学は一年前に申し込みが必要なものもあるため、直前に申し込み準備をすると、TOEICスコアが間に合わなくて断念する人も。
そうならないように、今は留学を予定していない人もTOEICを受験しておくことで、いざ「行きたい!」と思ったときに、行ける国や学校の選択肢が広がります。
留学に興味がある方は、こちらで留学に関してよくある質問に答えているので、ぜひ参考にしてください。
自信&達成感に繋がる
TOEICを受験すると、自分の英語力を可視化できるので、自信や達成感を得られます。
言語は上達を実感しにくいので、頑張りの成果を感じられずに自信を無くしがちです。
ですが、勉強を頑張ったらスコアが50点上がった。実感は無かったけど、リスニング力が1年前より上がっていた。TOEICを受けると、このような経験で自信をつけられます!
TOEICの注意点
多くのメリットがあるTOEICですが、受験する上で注意したい点もあります。
勘違いしている人が多い2点を紹介します!
話す力は身につかない
TOEICはリスニングとリーディングの試験なので、話す力は然程伸びません。
同様に、「TOEICの点が高い≠英語が話せる」であることも、理解しておきましょう。
就活時にスコアを書く人は注意が必要です。TOEIC経験がある面接官は、点数とスピーキング力は別物と知っているので、どれだけ話せるか詳しく聞かれることもあります!
スピーキングを測りたい人は、英検やTOEIC Speaking テスト(一般のTOEICより認知度が低いですが)がありますよ。
英検とTOEICで迷っている人は、こちらも参考にしてください。
特化した対策が必要
TOEICテストはコツや慣れが必要なので、高得点を取るには、ちゃんと対策をしなくてはいけません。
練習なしでは本当の英語力は発揮できないので、1年に一度にぶっつけ本番で受ける実力測定としては、正直向いていません。
目標がある人も、ただ受け続けるのではなく、しっかり準備をして臨みましょう!
こちらでは、初心者にもおすすめのTOEICスクールを比較しています。
まとめ:TOEICを受けるメリットはある
TOEICを受けるメリットはたくさんあります。
就活や昇給で有利になったり、留学や海外転勤の選択肢も得られます。他にも、仕事で実際に使える単語や表現の知識もつきます。
学習目標の目安になったり、自信に繋がるのもTOEICを受けるメリットです。
一方で、コツを知らないと高得点が取れないテストなので、受ける人は対策が必要です。
対策方法については、こちらを参考にしてください。