TOEICのリスニングで、イギリス英語が聞き取れず困っていませんか?
実はイギリス英語は、発音もイントネーションも単語も、アメリカ英語と違います。
なので、アメリカ英語に慣れている人ほど、難しいと感じやすいです。
今回は、そんなイギリス英語の特徴を解説します!
この記事はこんな人におすすめ!
- イギリス英語が聞き取れない
- アメリカ英語との違いを知りたい
- TOEICのリスニングが伸び悩んでいる
- イギリス英語の対策方法を知りたい
また、2ヵ月で200点UPの実績もあるTOEIC対策スクールは、こちらで紹介しています。
TOEICのイギリス英語
イギリス英語に苦戦する人は多い!
TOEICのリスニングで、イギリス英語で点を落とす人は多いです。
アメリカ英語とは発音の仕方や、イントネーションも異なるので、”door”のような簡単な単語も、聞き取れなくなってしまうのです。
日本の学校では、基本的にアメリカ英語を使って教えるので、日本人の多くが、イギリス英語に慣れていません。
高得点にはイギリス英語対策が必須!
TOEICのリスニング問題では、4ヵ国(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア)の英語が、交互にバランスよく出題されます。
Part2、3では、二人(二カ国)の会話もあるため、イギリス英語は全部で40問ほどです。
リスニング問題全体の約40%となると、対策の重要性を感じますよね。
- TOEICスコアが伸び悩んでいる
- 700点以上を目標にしている
上記どちらかの人は特に、イギリス英語を対策すると高いスコアを取れるようになります。
私も720点で伸び悩んでいた時期に、イギリス英語を強化し850点を取りました!
イギリス英語の特徴
イギリス英語は全体的に、カタカナ英語の発音に似ています。
なので「日本語っぽくて聞きやすい」と言う人も中にはいます。
一方で、アメリカ英語とだいぶ異なるので「まるで違う言語かのように、聞き取れない」という人も。
まずは敵を知ることから!音声つきで、イギリス英語の特徴を紹介します。
イギリス英語の特徴
- Rで舌を巻かない
- Tをしっかり発音する
- canは「カン」
- イントネーションが下がる
- アメリカと違う単語を使う
Rで舌を巻かない
イギリス英語の特徴の一つは、伸ばすRで舌を巻かないことです。
例えば”here”という単語。イギリスとアメリカを聞き比べてみましょう。
(先にイギリス英語で単語&例文、そのあとアメリカ英語が流れます!)
イギリス英語は最後に息が抜けるように「ヒア」。
アメリカ英語は、舌を巻いてrを強く「ヒアrー」と発音していますね。
Tを強く発音する
Tの発音もアメリカとイギリスでは、大きく異なります。
アメリカ英語はTと母音で、ラ行/ダ行の発音になりますが、イギリス英語はTをそのままはっきりと発音します。日本語読みに近いイメージです。
数字の”thirty”を例に見てみましょう。
イギリス英語は「サーティー」、アメリカ英語は「サーリー」のように発音しています。
waterも、イギリスはカタカナ英語に近いです。
聞き比べると、英米の発音の違いがよく分かりますね。
caは「キャ」でなく「カ」
イギリス英語では、”ca”は「キャ」でなく「カ」と発音します。
もちろん”can’t”も同様です。
イギリスは「カーント」、アメリカは「キャアント」と言っていますね。
他にも例えば、“cat”(猫)も「カット」という発音になります。
私たちが良く知る身近な単語ほど、アメリカ発音で定着していて、イギリス発音になるとリスニングで聞き取れないので、要注意です!
イントネーションが下がる
イントネーションも特徴的で、イギリス英語は基本的に語尾や文末が下がります。
日本語もそうですが、アメリカ英語は質問文は最後を上げて聞きます。イギリス英語では、質問文でも最後が下がります。
例文の文末の言い方に注目して、違いを聞いてみましょう。
“please?”の部分のイントネーションが、特に違いますね。
イギリス英語は、このように文末が下がるので、TOEICのリスニングでは質問しているか判断しにくくなります。
言い方が違う単語
イギリス英語は、アメリカと発音が全然違う単語や、そもそも単語自体が違うものもあります。
たくさんありますが、今回はTOEICに頻出する「覚えておくべき単語」の中から紹介します!
“Neither”(どちらでもない)はTOEICでも頻出する言葉ですが、イギリスとアメリカでは言い方が大きく異なります。
イギリス英語は「ナイザー」、アメリカ英語は「ニーザー」ですね。
” i “は、イギリス英語は「アイ」アメリカ英語は「イ」と発音する単語が多いです。
directorという言葉もその一つです。
イギリスは「ダイレクタ」、アメリカは「ディレクター」という音ですね。
他にもアメリカ英語と違う単語はたくさんあります!
イギリス単語の一覧はこちら↓
TOEICイギリス英語の対策法
イギリス英語の特徴が分かったら、リスニング点数UPに最も重要なのが、トレーニングをすること!
スコアUPできる人とそうでない人の差は、ここで出ます。
知識を得たからと言って、すぐに聞き取れるようになる訳ではありません。練習して慣れる必要があります。
今回は、TOEIC960点の私がやっていた方法を含めて、効果的な対策法を紹介します。
繰り返しになりますが、TOEICのリスニングは、イギリス英語の割合も多いです。
イギリス英語を強化すれば、40問近くで点数GETが見込めますよ!
音読練習
絶対にやってほしいのが、音読です。
音読練習の効果
- イギリス英語の特徴を体感できる
- 発音できる音は、聞き取れるようにもなる
効果が出る音読のやり方や、おすすめ教材はこちらで説明しています!
イギリス英語対策におすすめの教材
私はこれでイギリス英語の音読練習をして、80点アップしました!
イギリス英語が学べるスクール
イギリス人と英会話をするのも、聞き取れるようになる効果的な方法です。
イギリス英語に触れる量・時間が多いので、レッスンを重ねる内に、耳が慣れていきます。
気づいたらリスニング力が上がっているので、多くの人が、以前より聞き取れていることすら気づきません。
英会話レッスンは、それくらい自然に上達できる、対策法です。
英会話スクールはたくさんありますが、どこでもイギリス人講師がいる訳ではありません。
下の記事で、イギリス人講師のレッスンが受けられる、オンライン英会話おすすめTOP5を比較&厳選しました!
(TOEICリスニングで出る、アメリカ・オーストラリア・カナダの講師もいるスクールも載せています)
まとめ
イギリス英語が聞き取れない理由は、アメリカ英語とは、発音やイントネーション、単語自体も異なるからです。
TOEICのリスニング問題では、イギリス英語は約40問出るので、対策ればスコアアップに繋がります!
効果的なのは、音読練習!
ただ読むのではなく、適切な手順と教材なら、イギリス英語が聞き取れるようになります。
イギリス人講師の英会話レッスンを受けるのも、おすすめですよ。
みなさんも対策をしてスコアアップを成功させましょう!