ありきたりじゃない、観客をあっと言わせるスピーチを作るのに困っていませんか。
今回は聴き手に響く、英語スピーチのテーマ10個を紹介します!
この記事はこんな人におすすめ
- スピーチのテーマが思いつかない
- 人を惹きつけるスピーチを書きたい
- 他者とは違うスピーチにしたい
- テーマ選びのコツが知りたい
記事の後半で他人と差がつくコツも、元英語講師のわたしが紹介します
あなたにしか話せないスピーチを完成させて、まわりを驚かせましょう!
スピーチ題材選び4つのコツ
魅力的なスピーチにするには、社会や政治など大きなトピックの方がいい、と思うかもしれません。
ですが、聞き手の心を掴むには「あなただから言えること」を話すこと。
ぐっと惹きつけるテーマの選び方【コツ4つ】を紹介します。
テーマ選び4つのコツ
- 背伸びしない方が、聴き手に響く
- 些細なことからテーマを見つける
- 普段感じていることを振り返る
- まずアイデアを全部書き出して、厳選する
背伸びしない方が、聴き手に響く
背伸びをする必要はありません。
むしろ、無理にカッコよいことを言おうとすると、聞いている人にも、表情や言葉からそれが伝わってしまいます。
例えば、高校生が【将来のために英語は学ぶべき!】と言うよりも
【英語が嫌いな友達がいる。本当に全員が英語を学ぶべきか考えてみた】の方が、興味を惹かれませんか。
その人の考えを、その人の言葉で話してくれるんだろうなと思いますよね。
まず等身大の自分になって、考えてみましょう。
些細なことからテーマを見つける
「スポーツ大会で優勝した」「大きな困難を乗り越えた」のような、大きなエピソードを持っている必要はありません。
日常の些細なことこそ、人を惹きつけるスピーチが書けるんです。
ある日スマホを家に忘れて「スマホがない大変さ」を感じたなら、【スマホがない生活をみんなにも考えてみてほしい】という題材にもなります
【おばあちゃんの何気ない一言が、ずっと頭に残っている】このようなテーマも、あなたの気持ちや考え方が現れていて、独自性があります。
このように、大きな出来事でなくても、日常生活にこそスピーチのネタは溢れていますよ!
普段感じていることをスピーチにする
「感動するスピーチにするために、地球温暖化について考えなきゃ」このような必要は、全くありません!それよりも、あなたが日々感じていることを話すと、唯一無二のスピーチになります。
それよりも、あなたが日々感じていることを話すと、唯一無二のスピーチになります。
実際に、TED Talks(世界の研究者のプレゼン)で最も視聴された動画TOP3の一つは【先延ばしする人の思考は、どうなっているか】。
「やるべきことを先延ばしにする」のはみんな経験していますよね。でも、疑問にも思わなかったこと。
だからその着眼点が興味を引き、6,400万回も視聴されているのでしょう。
例えば、毎朝早く起きるのが苦痛で、「学校が自由登校だったら良いな」と思っていた。
こんな人なら【もし学校が自由登校だったら、こうなるだろう】というテーマで書けます。
一週間、自分が何を考えているか意識しながら生活してみると、あなたらしいテーマが見つかりますよ。
とにかくアイデアを書き出す
より良いテーマを選ぶポイントは、始めから一つのテーマに決めようとせずに、まずは思いつくアイデアを全て書き出すことです。
その際、良し悪しは考えずに一瞬でも頭に思いついたものは、全て書きましょう。
「さすがにこんなスピーチは、、」という気持ちは一旦忘れるのがコツです。
最低でも10個は、候補を出すのがおすすめです。
それぞれどんなことを言いたいか、ざっくりと書いてみると、その中からメッセージ性の強いテーマが選べますよ。
聴き手に響くスピーチのテーマ10選
スピーチに使える具体的な【テーマの例】を紹介します。
さきほど説明したように、まずできるだけたくさんの候補を出しましょう。
これを読みながら、思いついたことを書いていくのがおすすめ。
繰り返しますが、背伸びはせず「あなたらしい」テーマでOK!深く考えずに、何でも書き出すことを忘れずに。
アイデアを書き出すメモの用意は、できましたか?
1.同世代に伝えたい・教えたいこと
他にも、「自分と同じ年代の人に対して言いたいことはなんだろう?」と考えると、スピーチが書きやすい人もいます。
自分自身が悩んでいたことや、困っていたこと。大切なことに気づけたから、今からでもみんなにも知っていてほしい。
そのようなことを考えてみると、伝えたいことが思いつきやすいですよ。
【例】
- 校則を考え直す
- SNSの情報に振り回されない方法
- 勉強や部活で失敗してこそ、成功できる
- 人に合わせるより、自分の気持ちを大事にしてほしい
2. 海外の人に伝えたい・教えたいこと
「自分が伝えたいこと」と言われても、中々思いつかないですよね。
伝える相手を想像すると、話したい事が浮かびやすいです。
例えば、海外の人に向けて。知ってほしい日本の文化や習慣をスピーチのテーマにする人もいます。
【例】
- 自分の故郷の名物○○の美味しさを知ってほしい
- 日本人アイドルの良さを伝えたい
- 日本に来たら、○○は必ず訪れるべき
3. 日本人に伝えたい・教えたいこと
日本人に向けて伝えたいことも、スピーチ内容を考えやすいです。
当たり前になりすぎて、気づいていないことはたくさんあります。そういう人たちに、改めて考えてほしいことを、テーマにするのも良いですよ。
【例】
- 海外で絶賛されている日本食
- 幸福度ランキング、なぜ日本の順位が低のか
- 日本のアニメが世界で人気な理由
4. 考え方が変わった出来事
自分の考え方やものの見方が変わった出来事も、スピーチのテーマにしやすいです。
成功体験だけでなく、壁にぶつかったときや困難を乗り越えたときこそ、物事を考え直すきっかけになりますよね。
その成功・失敗エピソードは、魅力的な題材になりますよ。
(英語では”Life changing (experience)”=「人生が変わる(ような出来事)」といいます)
【例】
- 自信がなかった自分が、文化祭がきっかけで一歩踏み出せた
- ケガがきっかけで、自由な生活が当たり前でないと気づいた
- ある洋画にどハマりして英語を学び始め、英検〇級にまでなった
5. 大切にしている言葉
自分が大切にしている言葉も、スピーチのテーマとしておすすめです。
何気ない言葉でもその時の自分に刺さって、その一言がきっかえで励まされたり勇気をもらえた経験はあると思います。
どんなきっかけでその言葉を知って、今の自分にどう影響しているかを話すとその人の気持ちが伝わるスピーチになりますよ。
【例】
- 家族、友達、先生、コーチに言われた言葉
- 歌詞や映画、本でふれた言葉
- ことわざ、四字熟語
- 有名人や歴史的人物の名言
6. 私が好きな○○
好きなものについては、詳しく知っていて普段から考える時間も長いので、スピーチを考えやすいです。
自分にとっては当たり前なことも、その分野に詳しくない人からすると、目から鱗だったりします。
「こんなことは、スピーチにする必要ないだろう」と決めつけずに、まずはたくさんアイデアを出してみましょう。
家族や友達、先生にアイデアリストを見せてみると、他の人がどんなスピーチに興味を持つか分かるのでおすすめです。
【例】
- オンラインゲームがきっかけで、英語が上達した
- 料理を始めたきっかけ&料理の楽しさ
- ファッションの魅力
7. 自分の目標・夢
将来叶えたい夢や、一年後に達成したい目標などがある人は、それについてスピーチするのもよいです。
ですが、この記事の前半で説明しましたが、必ずしも大きな目標である必要はありません。
大事なのは規模ではなく、なぜそれをやりたくて、今どう行動しているかが具体的に話せることです。
【例】
- 世界で活躍するeスポーツの選手になる
- 日本の良さを伝える映画監督になる
- 日記を1年間、毎日続ける
8. 実現したい社会
「こんな社会にしたい」「こんな世界になったらいいな」という想いも、スピーチの題材になります。
具体的には、AI、IT、ロボット、SNS、環境問題、差別・不平等などがあります。
学者や発明家のような、衝撃的な内容を必死に考える必要はありません。
あなただから感じることが、何よりの魅力です。スピーチでは、些細な考えもいかに言葉で表現できるかが、大切です。
【例】
- 瞬時に世界中を移動可能になったら
- 誹謗中傷が重刑になることの必要性
- バーチャルの自分がいるメリット
9. 尊敬している人
みなさんが尊敬している人や目標にしている人について、話すのも◎
ただしスピーチの題材としては一般的なので、
個性のあるスピーチにするには、その人のどの部分に影響を受けたのか、それを受けて自分は何を意識しているのか。を具体的に話すのがポイント。
誰でも知っているような有名人でもいいですし、身近な人でもOKです。
【例】
・有名人、歴史的人物
・先生、コーチ
・親友
10.自分にとって英語とは
王道ではありますが、英語への想いをスピーチのテーマにするのもおすすめです。
英語が好きな人はたくさんいますが、その理由や目的は人によってそれぞれ。
オリジナリティを出すために、英語に興味をもった理由を改めて振り返ってみると、自分らしい内容が書けますよ。
【例】
- 英語を好きになったきっかけ
- 英語を学んでいて思うこと
- 英語を使ってやりたいこと
スピーチを成功させる3つのカギ
- 冒頭の1フレーズで、観客の心を掴む
- 上手い人の話し方をマネる
- 【重要】練習してフィードバックをもらう
1. 冒頭の1フレーズで観客の心を掴む
下を向いていた人も思わず顔を上げてしまう、最初の一言がポイント。
“Today, I’ll talk about ~.”(今日は○○について話します)ではじまって、First, …と普通に続けるのは、平凡なスピーチになりがちです。
例えば、
「『なんで日本人は電車の中で無言なの?』 あなたなら、なんて答えますか?」
こんな始まり方なら、思わず続きが気になりますよね。
「今日は、『海外と日本の電車のマナーの違い』について話します。―」よりも、スピーチの面白さが出ませんか。
2. 上手い人の話し方をマネする
シンプルだけど意外としない人が多いのが、上手な人をマネすること。
例えばこれはテイラースウィフトの、ある大学の卒業式でのスピーチです。
発音をここまで完璧にしてほしい訳ではなくて、
マネするのは「どのように」話しているか。
テイラーは以下のテクニックを使って話しています。
- 話すスピードはゆっくり
- スラスラ話さず、「間」を置きながら話す
- 会場全体にアイコンタクトを取る
同じように話せれば、一気にスピーチの完成度があがりますよ!
【重要】練習してフィードバックをもらう
もしあなたが、練習せずにスピーチしようとしていたら、どれだけ魅力的な内容でも、ほぼ100%スピーチは失敗するでしょう。
先ほどのテイラースウィフトの演説でも、たまに紙を見ているもののほとんど暗記していて、いかに何度も何度も練習したかが分かります。
「スピーチを添削したりアドバイスをくれる人が、近くにいない」という人のために、おすすめを紹介しておきます。
<オンライン>1回約400円~で指導してもらえる
オンラインで手軽にスピーチの添削・アドバイスをしてもらうなら、ワールドトークがおすすめ。
300人の中から、自分が好きな先生が選べます。
やさしく丁寧に教えてくれたり、明るく熱心に指導してくれたりと、ステキな先生がたくさんいますよ。
他社は日本人講師だと1回1000~3000円するので、ここは安いです。
他のオンラインレッスンは予約の空きがなくて、すぐに受けられない…ということもありますが、
ワールドトークは先生のレッスン数が多めで、最短当日のレッスンもOK!
思い立ったときにすぐスピーチを見てもらえるのも、おすすめポイントです。
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<対面>外国人・日本人講師がえらべる
通学型でスピーチの添削やアドバイスをもらうなら、ECC外語学院がおすすめ。
先生が外国人・日本人どちらもいるので①基本は外国人講師、②細かい解説は日本人に頼む、などもできます。
おためしレッスン2回あり
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まとめ
以上、スピーチに使えるテーマの例10選を紹介しました。
テーマ決めのコツをまとめると、
- 背伸びせず自分らしい内容が、聴き手に響く
- 偉大なことでなく、日常の小さな気づきこそ、聴き手の興味を引く
- テーマ候補を出来る限り書き出してから、選ぶ
周りがあっと驚く、素敵なスピーチになりますように!